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APU開学25周年企画 体験型イベント「アートとD&I『みる・つくる・考える』」を開催。「ちがい」を価値に変えるキャンパスへ

連携事業|イベント|25周年

2026/06/22

2026年6月13日(土)、体験型イベント「アートとD&I『みる・つくる・考える』」を開催しました。イベントでは、株式会社ヘラルボニー、アートNPO法人 BEPPU PROJECT等と連携し、学生、教職員、地域の参加者が、アートを通して多様性を体感するプログラムを実施しました。

本イベントは、開学25周年事業である「キャンパス・アートギャラリー構想」の一環として開催されました。世界122カ国・地域の学生が学ぶAPUではD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)を深化させることを目指しています。本構想では、多様な解釈を受け入れるアートの特性に着目し、年齢、性別、障害の有無、価値観などあらゆる“ちがい”を尊重するAPUの姿勢を発信するとともに、学生や地域の方々とD&Iの実践の場の創出を目指しています。

構想ではこれまで「異彩を、放て。」をミッションに障害のイメージ変容と新たな文化の創出を目指すクリエイティブカンパニー「ヘラルボニー」と連携し、学生、社会へ向けた「共創コンセプト」の制作や、障害のある作家によるアートパネルの展示を行ってきました。

その取り組みの一環として、初めての体験型イベント「アートとD&I『みる・つくる・考える』」を開催し、当日は学生、教職員、地域の方々など合計45名が参加しました。

【トークセッション】
冒頭のトークセッションでは、共創コンセプトの開発を担当した株式会社ヘラルボニーの藤井愛麗氏と職員の杉山美帆が登壇し、同社の取り組みとともに、共創コンセプトのキービジュアルに作品が起用されたFumie Shimaoka氏について紹介しました。APUが掲げる「あらゆるちがいを力にする大学」というメッセージに対し、藤井氏は強い共感を示しました。

▼共創コンセプト詳細:https://www.apu.ac.jp/home/artcampus/heralbony/

【対話型アート鑑賞会】
対話型アート鑑賞会では、全盲の噺家ザトー氏のファシリテーションのもと、対話を重ねながら作品を鑑賞。見える・見えないという違いを超え、他者の視点を通して自分なりの見方を研ぎ澄ましていきました。「作品の見え方をザトーさんにうまく伝えられたかが不安」という参加者に対し、ザトー氏は「私は作品ではなく、鑑賞する皆さんを鑑賞しています。」と、アートの楽しみ方にも根本的なちがいがあることを示しました。

【絵画ワークショップ】
絵画ワークショップでは、1組約10名のグループで一枚の作品を制作。参加者は、美術家の木村秀和氏のガイドのもと、自らの内から色や形が沸き上がるのを感じ、制作途中で作品を他者に委ね、他者の表現を引き受けながら完成させるプロセスを体験しました。個人の表現と他者との関わりが交差する中で、「共につくる」ことの意味を身体的に感じる機会となりました。

【パネルディスカッション】
最後のパネルディスカッションでは、BEPPU PROJECTディレクターの家入健生氏と、国際経営学部の平原憲道副学部長、田原洋樹学生部長が登壇し、アートを入口に多様な人々が交わる場づくりについて議論がなされました。家入氏は、別府の街で滞在制作を行うアーティストが、年齢や性別を問わず地域住民に自然に受け入れられている事例を紹介。アートが人と地域をつなぎ、多様な人々を包み込む力を持つことを語りました。

本プロジェクトでは今後、展覧会の開催やアートマップの制作などを予定しており、キャンパスと地域をつなぐ取り組みをさらに展開していきます。 APUは今後も、アートを通じた学びの機会を創出し、多様な人々が尊重し合うD&Iの実践を推進してまいります。



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