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受賞
2026/06/17
2026年6月8日(月)、サステイナビリティ観光学部 韓驥教授の授業「資源マネジメント」内で、国連大学学長Tshilidzi Marwala氏をお招きし、「AIとグローバル資源マネジメント」をテーマとした特別講義を開催しました。
Marwala氏は冒頭で、AIの基本的な特性と社会的影響について解説しました。その中で、AIはSDGsの達成に貢献し得る重要な技術である一方で、単独で社会課題を解決するには限界があり、包括的なアプローチが不可欠であると指摘しました。また、AIの適切な運用にはガバナンスの確立が重要であるとし、政策や法整備、国際協力を含めた取り組みの必要性についても言及しました。
さらに、講義を通して、AIは物理的および非物理的な資源を大量に消費する技術であることが強調されました。具体例として、半導体製造に不可欠なレアアースや、データセンターの運用に必要な土地・電力といった有形資源に加え、データや計算能力といった無形資源の重要性にも触れ、AIの発展が資源利用や環境負荷と密接に関連している現状が示されました。
講義の終盤には質疑応答が行われ、グローバル・サウスにおけるAI開発のあり方や、データセンターが地域環境に与える影響などについて活発な議論が展開されました。これに対しMarwala氏は、デジタル技術の恩恵を最大化し、リスクを最小化するための国際的な協力枠組みである「グローバル・デジタル・コンパクト」の重要性や、持続可能性に配慮した技術開発の必要性を示しました。同時に、AI時代においては倫理的判断力や共感といった、人間固有の能力がますます重要になるとの見解を示しました。
本講義は学生たちにとって、AIと資源マネジメントの関係性について多角的な視点から理解を深めるとともに、持続可能な社会の実現に向けた技術活用のあり方について考える貴重な機会となりました。

