ニュース

サステイナビリティ観光学部開設より3年。STCシンポジウム・交流会議を実施しました。

連携事業|講演・シンポジウム|イベント

2026/03/04

2026年1月28日(水)、J:COMホルトホール大分(大分市)にて、サステイナビリティ観光学部コミュニティ(以下、STC)のシンポジウムおよび交流会を開催しました。本企画はサステイナビリティ観光学部開設1年目より実施しており、今回で3回目の開催となりました。
STCに所属する関係機関・企業とサステイナビリティ観光学部は、これまで学内講義での講演、フィールドワークでの現地調査、まちづくりに関する取り組みなど、多様な連携を進めてきました。本企画では、STCに参画いただいている関係機関・企業の皆様および学生の皆さんに向けて、学部開設3年目となる今年度の活動成果を報告しました。

シンポジウムは、コンベンションリンケージ株式会社 大分支社 統括マネージャー・石井直子氏、ならびにサステイナビリティ観光学部・李燕学部長の開会挨拶で始まりました。
続いて、副学部長の久保隆行教授からは、STCを通じて実施したフィールドワークなど今年度の主な活動報告が行われ、あわせてSTC参加機関・企業の皆様のご支援への謝意が述べられました。

■地域共創事例の発表

地域共創事例の発表では、最初に財前直見客員教授が登壇し、大分在来種である宗麟南瓜(そうりんかぼちゃ)や、同じく大分在来種で貴重な品種である白ナスなど、地域固有種の栽培プロジェクトについて報告しました。財前客員教授は栽培が難しいとされる同品種の収穫に成功しており、実際に収穫された宗麟南瓜が紹介されると、会場からは拍手と歓声が上がりました。

次に、吉澤清良教授、大分県土木建築部 都市・まちづくり推進課の辰本氏、菊川氏、別府市建設部都市計画課の小野氏、北垣氏、そしてAPU生の三井さんが登壇し、大分県の空き家問題をテーマに、大分県庁および学生と連携した取り組みが紹介されました。空き家対応の典型的な事例が“コント形式”でユーモラスに説明がされ、会場は笑いに包まれました。空き家の庭の地下から温泉が自然に湧き出す等、温泉の源泉が豊富な別府市ならではの事例も紹介され、参加者が課題への理解を深める貴重な機会となりました。

続いて、狩野英司准教授、日出町役場の梶原氏、佐藤氏、APU生の佐藤さん、瀬下さん、早田さん、元野さんが登壇し、日出町の地域課題解決を目的としたAPU学生の活動、「ひじまち駅マルシェ」の取り組みを共有しました。この活動は地域の農業と豊後豊岡駅の活性化が目的で、学生たちが日出町産の野菜や卵を生産者から仕入れて販売した経緯やその成果を発表しました。活動にご協力いただいた梶原氏からは、活動を通して成長した学生への温かい評価の言葉が寄せられました。

■オープンディスカッション「大学の役割を変える」

後半では、山根友美准教授をモデレーターに、「大学の役割を変える」をテーマとしたオープンディスカッションを実施しました。
山根准教授からの「教育・研究・社会貢献に加え、シンクタンク・コンサルティング・課題解決のテストベッドとして大学が機能し、価値創出の手段を多様化するにはどうしたらよいか」という問いに、参加者からは「学生が地域と連携して課題に取り組める環境を大学が整えることが、今後の大学の新たな役割の一つではないか」など、複数の意見が寄せられました。大学の今後の役割を考える上で示唆に富む議論が繰り広げられ、今年度のシンポジウムを締めくくりました。



  • LINEで送る

PAGETOP