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「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」に採択

教育プログラム|連携事業|受賞

2024/11/21

立命館アジア太平洋大学(大分県別府市、学長:米山裕、以下「APU」)と九州工業大学(福岡県北九州市、学長:三谷康範、以下「九州工業大学」)は、文部科学省が推進する「令和6年度大学教育再生戦略推進費」の「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」に採択されました。
この「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」は、国内外での国際的な共修のための体制の構築等を通じ、更なる大学の国際化の推進、日本人留学生の派遣、優秀な外国人留学生の受入れ・定着それぞれが相互に作用する好循環の創出を目的としています。
今後、九州を拠点として2大学協働で、2024年から2030年までの6年間、「組織・地域・分野を超えグローバルな社会で価値を創出する人材育成」、つまり様々な文化的・社会的背景を持つ人たちと協働し新たな価値を創出し、社会をより良くするための変革を先導し実現できる人材の育成を目指し取り組みます。

学長のコメント

立命館アジア太平洋大学 (APU) は、2000年の開学以来、日本で最もグローバルな大学として、比類なき多国籍・多文化の教育環境を展開してきました。来年に開学25周年を迎えますが、110ヵ国を超える国・地域からの学生がともに混ざり学ぶ、「グローバル・ラーニング・コミュニティ」を築くことができました。
今、APUは、次のフェーズへと進むための大きな一歩を踏み出す必要があります。今回採択されたプログラム名「Leap Beyond Global:組織・地域・分野を超えたグローバルな価値創出」に示されるように、私たちは Global のさらに先を目指します。
APUは、国籍や文化の多様性に安住することなく、2030年の目標として掲げた「世界を変える」人材を育成する大学となる必要があります。これは、APUの教育や環境で培った力を活かし、社会変革やインパクトを生み出す人材を輩出することを意味します。また、大学自体も教育・研究力を活かし、社会変革の主体として積極的に行動します。
さらに、APUはこの構想を通じて、高い専門性を備えた優秀なエンジニアを産業界に輩出してきた九州工業大学と強力な連携を図り、「組織・地域・分野を超えグローバルに価値を創出する人材」を育成します。2つの大学が立地する九州の地において、新しいアイデアを社会に実装し、地域課題の解決に取り組むことで、価値を創造できる人材を育成することを目指すものです。
APUはこの取り組みを契機に、日本社会に、そして世界に向けて、新次元のグローバル大学へと飛躍する姿をお見せできるよう、研鑽を重ねてまいります。

<九州工業大学 学長 三谷 康範>

九州工業大学は、1909年に開学した私立明治専門学校を前身とした歴史ある国立大学として、建学の精神「技術に堪能なる士君子」の養成を理念に、これまで多くの技術に精通した人材を輩出してきました。昨今では、国、年齢、ジェンダー、専門領域などの垣根をこえた「多様性」を重視し、未来に向けた新たな価値やイノベーションの創出へ繋げていくことを目指しています。
今回採択されたプログラム名「 Leap Beyond Global:組織・地域・分野を超えたグローバルな価値創出」に示されるように、Global のさらに先の高みを目指します。
今回の採択プログラムを通じ、グローバル大学として卓越している立命館アジア太平洋大学(APU)とのさらなる連携を図ります。両大学の学生の交流により、双方の得意分野の視点を身につけ、課題発見・解決スキルを持った人材として活躍していくことを目指します。さらに、九州にキャンパスをもつ両大学のシナジーにより、新しいアイデアを活性化させ、社会に実装し、地域社会への貢献やグローバルな人材育成、さらには社会変革やインパクトを生み出す人材輩出をします。
九州工業大学としても、この取り組みを通じ、日本社会だけでなく、世界に向けて新たな価値を創造する大学へと躍進していきます。私たちは学生とともに技術力や未来思考力を磨き、さらなる飛躍へと研鑽を重ねてまいります。

(参考情報)
大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業では、国際共修の全学的な実施体制の構築、出口に着目した留学生受入れの質の向上、地域社会と連携した活動等を支援対象とする「タイプⅠ:地域等連携型」と既存の海外大学内在外拠点の活用等により、学生を送り出せる環境の整備や現地での共修環境の構築を支援対象とする「タイプⅡ:海外展開型」の2区分があり、APUと九州工業大学は「タイプⅠ:地域等連携型」に応募し、採択に至りました。



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