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連携事業|社会貢献|SDGs
2023/12/20
2023年11月24日、APUのキャンパスにてドローン物流の実証実験が行われました。大分県内ではこれまでも実証実験が重ねられてきましたが、都市部での開催、更に自動配送ロボットとの連携は初めての試みです。
今回の実証実験は、大分県日田市にあるドローンの運用・教育・サービス開発を行う「株式会社ノーベル」、大分市に本社を置く「大分合同新聞社」、東京に本社を置くドローンコンサルティング企業「株式会社Suzak」の3社によって行われました。本事業では、大分県で深刻化する人口減少に伴う配達員不足という課題に対し、ドローンを活用して街中から離れた地域へと空路配送することで、労働力不足の解消を目指します。同時に本事業は、国土交通省物流・自動車局物流政策課の「無人航空機等を活用したラストワンマイル配送実証事業」に採択されており、国の実証事業としても取り組まれています。
実証実験では、配送物である新聞を載せたドローンが別府市街から飛び立ち、自動運転で山間部を目視外飛行のうえ、APUに設置されたドローンポートに到着するという計画が立てられていました。当日は強風により山間部での飛行は中止となったため、新聞を載せたドローンがキャンパス内で飛び立ち、ドローンポートに貨物を降ろす様子が披露されました。ドローンポートの貨物を自動で受け取った配送ロボットは、キャンパスを自走し、無事、荷受人が待つ場所に貨物を届けました。
この事業には、災害時に孤立した場所への物資輸送への応用も期待されています。山間部に位置するAPUにとっても、キャンパスまでの道路が寸断された際の物資等の運搬につながる実証実験となりました。APUは今後も様々な社会課題の解決に向けて、地域社会とともに積極的に取り組みます。