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イベント
2018/05/11
出口学長は、4月20日(金)午後7時より、立命館東京キャンパスで「日本の未来を考える」をテーマに、当学の卒業生約100名を対象に講演を行いました。出口学長は、当学の財産は卒業生であるとし、学長の行動目標の1つとして、たくさんの卒業生に会い、卒業生同士のネットワークを強化することをあげています。
出口学長は、「世界をみるためには「タテ」と「ヨコ」で考えれば大体のことは分かります。「タテ」は時間軸で、過去を調べること。「ヨコ」は世界軸で、世界ではどうなのかを調べること。また、エピソードではなく、エビデンスを見ること。「タテ・ヨコ・数字」で考えれば世界は分かりやすくなります。APUの卒業生は、世界中に広いネットワークを持ち、強いヨコ軸を持っています。これはとても恵まれた状況です。若い皆さんは、仕事への意欲に溢れていると思います。APUで学んだことを生かして、APU2030ビジョンのように、自ら行動、チャレンジして世界を変える人になってください」「今の時代には「人・本・旅」が重要です。これからも、たくさんの人に会い、たくさん本を読み、多くの現場に行ってみてください。卒業生同士で意見を交換し、さまざまな刺激を受けることで、はじめてアイデアは生まれてきます」「美味しい料理に例えて、美味しい社会人生活を送ることを因数分解すると、色々な材料を集めることは「知識」、上手に調理をすることは「考える力」です。たくさんのことを勉強して知識を蓄え、自分の頭でさまざまなことを考え、組み合わせることで、はじめて美味しい生活を送ることができます。知識を蓄えるだけではなく、自分で考える癖をつけることが重要です。考える力をつけるためには、先輩や友だち、たくさんの人の考える型や物事や発想するパターンを真似してみる、そこから自分の考える力を鍛えてください」「未来はどうなるのかと聞かれることがありますが、それは分かりません。なぜかというと、皆さんが行動することによって未来や社会が変わるからです。APUで学んだことを生かし、チャレンジすることで未来は変わる。行動することはとても大切です。日本の未来は皆さんが創るものです」と語りかけました。
その後、APUの学長に就任した経緯を話し、「さまざまな偶然や、タイミングが重なった結果であり、運命だと思っています。学長になったからには、APUをよくすることだけがこれからの抱負です。3つ言いたいことがあります。まず、APUを知らない人がまだまだたくさんいます。1番は、APUのことをもっとたくさんの人に知ってもらうことです。2番目は、もっと色々なことが出来るようになるために、強固な財政基盤を作り、強い大学にすることです。3番目に言いたいこと、それは、APUの財産は卒業生の皆さんであるということです。社会の方々は、皆さんを見て、APUとはどんな大学であるかを理解します。皆さんが元気で明るく楽しく働いて、どんな職場でも生き生きと輝いていたら、周りの人はAPUってすごい大学だと、きっと思ってくれます。これから、日本や世界にある校友会(同窓会)の全ての支部を訪問し、他の機会でも、もっとたくさんの卒業生に会いたいと思っています。皆さん次第でAPUの価値は変わっていきます。まず、そのためには、卒業生の皆さんを学長が知らなければなりません。APUをもっと知ってもらうには、皆さんの活躍、チャレンジしかない、APUの未来は皆さんの活躍、チャレンジにかかっています。これが僕の言いたいことです」と卒業生を激励しました。
その後の質疑応答のセッションでは、出席者より質問が次々に出され、最終的には、終了予定時間を大幅に延長し、14名から出された全ての質問に対して、出口学長が回答しました。
「校友会の東京支部は活発に活動していると聞いています。これからもAPUを盛り上げてください。僕もがんばります」と言う学長の言葉で、会は終了しました。
出口学長は、4月28日(土)には、福岡市で開催した福岡校友会の総会にも出席しました。2017年度の校友会活動を振り返り、2018年度の活動予定をまとめた後、出口学長による講演および「APU2030年ビジョンに向けて」をテーマに、卒業生らとグループディスカッションを行い、卒業生を激励しました。