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教育プログラム|連携事業
APUの多文化・多言語環境で学び、考え、行動する。そうして身につけた「知識」や「行動力」を実社会で活用する。このような実践型の学びをAPUでは「アクティブ・ラーニング」と呼んでいます。多様な学びを通じて国際社会で適用する専門性と実践力を身につけて欲しいとの思いから、APUでは学生の皆さんに積極的なプログラムへの参加を推奨しています。
私は最初、FIRSTプログラムはリサーチについて学べる活動だろうと思っていました。しかし、実際はそれ以上のこと、特にチームワークについて多くのことを学びました。これまで私は、グループワークが好きではありませんでした。しかし、今回は違いました。グループ全員が一生懸命に働き、お互いを家族のようにサポートしたからです。
フィールドリサーチの日に、私たちはできるだけ効率的に早く終わらせて、交流をする時間を作ろうとしましたが、残念ながらできませんでした。夜、進捗を話し合いましたが、私たちは結果に満足できませんでした。あきらめず、「みんながいればできないことはない」とお互いを励まし合いました。みんなのサポートと前向きな態度のおかげで、私は元気になりました。気持ちが弱った時も憂鬱な日も孤独を感じたことはありません。必要な時はなぐさめ励ましてくれる仲間がいました。
この経験から、成功するチームは一人に頼るのではなく、みんなが努力すること、お互いを理解しながら知識を共有することで課題を達成するということを学びました。今、私は「チームワーク」と「友情」という言葉が実際にどういうことを意味するかがよくわかり、これらのスキルをAPUでの勉強、実生活、そしてもちろん私の将来に、どのように活かしていくかを学びました。
「すべてが英語の環境」で、多くの活動を経験
APU入学後に取り組んだ英語の学習成果を海外で試したいと思い、1回生の終わりに英語の言語イマージョンプログラムに参加。スピーキングクラスを選択しました。
現地ではホームステイを経験しましたが、最初はきちんとした英語を話さなければと思うあまり、家族との会話を楽しめない状況でした。しかし、子どもたちと遊んだり食事をしたりするうちに、英語でのコミュニケーションが自然と出来るようになりました。
学校へはバスで通っていました。バス停がない場所もあり、降りるべき場所はしっかり覚えておかなければいけません。休日は、地域を探索したり、美術館を訪れたりしていました。また、学校主催のバーベキューを楽しんだり、近隣の大学生と交流会をしたりと、多くの活動に参加しました。そのとき出会った人とは、今でも連絡を取り合っています。
講義だけでなく、南北朝鮮の国境の緊張感や歴史的場所の重みなどを肌で感じた
これまでに、上海、韓国、台湾へフィールド・スタディに行きましたが、どれもアジアの国際関係を学ぶ上でぜひ訪れてみたいと思っていた場所でした。国際関係論や安全保障学が研究領域であるCHEN Ching-Chang准教授が行うプログラムだったので迷わず参加を決めました。
渡航中は現地の大学などで、韓国の歴史や韓国と北朝鮮の関係、領土問題や日韓中の政治的方針などを勉強しました。また、日本大使館で両国の友好的な歴史の発展に関する話を聞いたり、多くの歴史的な場所を見学したりといった機会にも恵まれました。普段は訪れることの出来ない韓国と北朝鮮の国境で感じた緊張感など、このプログラムでは多くの貴重な体験をすることが出来ました。
博物館や記念館、食事やショッピングは楽しい思い出
フィールド・スタディで特に印象的なことは、現地の学生も交えてチームを作り、母国以外の国の代表としてディスカッションをする「政治ゲーム」です。渡航中の丸1日を使って「政治ゲーム」をするのですが、それぞれの国の立場を勉強して国の代表として意見を出し合います。渡航前から資料を読んだり自分で本を調べたりして、渡航先の国や周辺の国についての政治、経済、環境などについて勉強しました。
同じチームのメンバーとは、ディスカッションの準備を通じていいチームワークを築けたと思います。失敗もありましたが、最後までがんばったプロセスに大きな充実感がありました。
学んだことを駆使して「政治ゲーム」に臨む
プログラムでは博物館へ行ったり、記念館へ行ったりもしました。また、その国の料理を食べたり買い物をしたりしたことは楽しい思い出です。韓国に行った時は、事前の韓国語についての勉強期間が短かったので、もっと韓国語を勉強しておけばよかったと思いました。
3つのフィールド・スタディに参加して
アジアの3地域へのフィールド・スタディに参加して、多くのことを学び、肌で感じることができました。そして、これからのアジアの人々の生活が安定したり、便利な生活を送れたりする、周りの人を幸せにする仕事をしたいと思うようになりました。今は、教育・子育てに関することやサービスの分野に興味があり、「いつか幼稚園を開きたい」という夢を持っています。
「FIRST」で初めて海外に
これまで海外へ行ったことのない私。日本から最も近い外国である韓国にも興味がありましたし、短期間で異文化体験ができるというのも魅力で、「FIRST」に参加しました。「FIRST」はグループ行動が基本です。リーダーとして、渡航前は韓国語と英語の勉強のほか、グループで食事をするなどしてメンバー同士の仲間意識を作っておきました。
目的地をくじ引きで決定
渡航初日、ソウルでくじ引きをし、目的地を決定しました。その後、事前授業で学んだ韓国語を駆使しながら、6人1グループで目的地を目指しました。目的地では、事前に設定した調査テーマ「日本と韓国に教育に対する価値観の違いは存在するのか」に基づき、現地の人にアンケートを実施。毎晩、メンバー全員で一日を振り返るディスカッションをし、最終日にソウルに戻るというプログラムでした。
一方的な情報で物事を見ずに、自分の目で確かめる大切さを知る
最初は、周囲から聞こえてくる言語がまったく違うことに緊張しました。特に渡航時の韓国は、竹島問題でデモが起こっている時期だったため、少し不安でした。しかし、現地で活動をしていくうちに、日本のメディアが伝える情報と現地の状況は違うことに気づきました。アンケートをお願いする際、日本人というだけで断る人もいれば、親切に答えてくれたり、「がんばってね」と優しい言葉をかけてくれる人もいたりと、反応は人それぞれ。一方的なイメージや情報で物事を決め付けず、自分の目で確かめることの大切さを知りました。 また、リーダーを務めたことで、自分自身の成長を実感。アンケートを断られて落ち込むメンバーや自分の意見をなかなか言えないメンバーをどう支えていくのかなど、相手を思いやる気持ちや責任感が芽生えていきました。
将来の夢は、観光業の仕事をすること
観光客の多い別府市で育ったため、将来は観光に携わる職業に就くのが夢です。そこで、休日は旅館でアルバイトをし、現場の仕事について学んでいます。またAPUでは、観光学を学んでいこうと考えています。「FIRST」に参加したことで、不安に感じていることでも、チャレンジすることで道が開けていくことを学びました。これからの学生生活も「何事もチャレンジ」の精神で頑張っていきたいです。
FIRSTプログラムは、キャンパスという居心地のいい場所から外へ飛び出し、直接日本を体験するための、いい第一歩でした。4日間のフィールドリサーチと2ヶ月間の準備授業及びフィードバックの授業で、日本語能力を向上させ、共同作業をする能力を高めることができました。将来のために必要な訓練として、トラブルやカルチャーショックを乗り越えるチャンレンジができたことはよかったと思います。
私は、自分とは違うタイプの学生と共同作業をすることで、自分の視野を広げたいと思い、このプログラムに参加しました。私のチームは自分達が選んだトピックに熱心で、私は自分の意見をチームメンバーにわかってもらうために、明確に意見を述べる必要がありました。同時に、他のメンバーの意見を尊重してよく聞くことも大切でした。グループ行動のため、いつも一緒にいなければなりませんでした。意見が一致しないこともありましたが、一日の振り返りのために毎晩ミーティングをしたり、翌日の計画を立てたりすることで、問題を効果的に解決できました。私個人の経験から、チームで作業するには、グループ全体の動きを考慮しながら、各人の責任を果たすことが求められると思います。一方、誰かが問題を抱えているとき、常に支援したり元気づけたりするメンバーがいます。FIRSTプログラムは他の人と共同作業をする方法を習得するだけでなく、新しい友達を作る絶好の機会でした。
プログラムは4日間で終わりましたが、考え方やライフスタイルをはじめ、日本人についての理解に大きく影響しました。グループのメンバーやTA(ティーチング・アシスタント)のみなさんから受けた支援によって、プログラムはより快適なものになり、実り多いものになったと思います。全体的に見て、素晴らしい仲間とグループワークをし、新しい事を発見することによって学ぶ機会を与えられ、とても満足しています。このプログラムで得られたスキルを学業と私生活の両方で活かしていきたいと思います。
夢は日本語教師。海外で日本語を教授する現場を、自分の目で確かめたかった
私の夢は、日本語教師になることです。海外の高校生に日本語を教授する現場を、自分の目で確かめたいと考えていた私にとって、実際に海外の教育機関で日本語の教育支援や日本文化の紹介など、教育インターンシップを行えるSENDプログラムは魅力的でした。しかも、一つの高校に派遣される人数は、1名。自分ひとりでどこまで出来るのか、力を試したいという気持ちもありました。
授業は参加者全員の協力で成り立つことを学んだ
派遣先の中高一貫校では、全学年の希望者20名程に毎日、日本語と日本文化を教えていました。挨拶や数字、色といった身近な言葉のほか、文化面では茶道や折り紙、書道、浴衣の着付けなどを企画しました。生徒たちはまじめで、日本のことをよく知っていたのには驚きました。私も日本の伝統的なことだけでなく、マンガやアニメといったサブカルチャーについても勉強しておけばよかったと思いました。
低学年の生徒は英語が通じない場合もあり、そのときは高校生がタイ語で通訳をして助けてくれました。準備から運営まで、初めてのことを一人で行うのはとても大変でしたが、皆の協力もあってやり遂げることが出来たのだと思います。授業は参加者全員の協力のもと成り立つことも学びました。ほかには、英語の授業のティーチング・アシスタント(TA)として、教員の指導のもと宿題の添削や授業の補助をしていました。
文化面も肌で実感
普段は生徒と同じ寮で生活をしていましたが、週末は先生の家でホームステイを体験。毎朝6時に僧侶にお供えをし、寺院へ行きました。タイは街の至るところに仏教寺院があり、学校にも仏像があるなど、信仰心が厚いことが分かりました。また、生徒と一緒にフットサルの試合観戦をすることも。応援が熱狂的なところは、日本の高校生と変わらないなと思いました。授業だけでは分からない、タイの文化についても肌で感じることができました。
APUならではの環境を生かして、夢の実現を目指す
プログラムを終えて、今後は夢の実現に向けてAPUの国際学生に日本語を教えていきたいと考えています。これは、APUだからこそ実行できることだと思います。そして、日本語の勉強はもちろん、日本文化と同様、他国の文化についても勉強していきたいです。様々な文化を比較することで、日本文化を再発見できると思うからです。
APUでは、学生の学習意欲を高めるために充実した支援体制を構築しています。教職員による学生への親身なアドバイスや学生同士の学び合いによって、高い学習効果を実現しています。