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マーティン:主に三つあって、一つ目としては学生の本分は勉強だと考えているので、全てにおいて勉強を優先してきました。自分の中で「大学は何をするところか」の答えを見出しているから、勉強できていると思います。二つ目としては、大学を卒業した後、大学院に進学したいと思っています。そのためには高いGPAを保つ必要があるので、それも一つの目標です。最後は、好奇心です。何でも好奇心があれば苦ではなく、勉強も同じだと思います。単位を取りやすい授業を取ろうとする学生もいると思いますが、僕は関心のある授業を最優先でとるようにしています。
木下:自分も大学院を視野に入れていますが、大学卒業後、一度社会に出てから大学院に進む道を考えています。そのような選択肢を、今後自由に選択できるようにするには、GPAはなるべく高い方がいいと思っているので、これが一つの目標になっていると思います。各教科で自分が興味ある内容もあれば、興味ある授業の中でも関心の低い内容もあります。そういう時は、自分なりに意味付けしています。例えば、金融関連の勉強をしていて、コーポレートファイナンスには興味がありますが、会計分野にはあまり興味がありません。しかし、会計を勉強することで、自分の関心のある分野にどのように役に立つのかをイメージすると、モチベーションを保て、最低限でも会計の知識を持てると切り替えて考えています。
マーティン:目的と目標を明確にしています。僕は大学に入る意義は勉強や研究、論文執筆を確実に行うことだと思います。中学、高校時代を振り返ると勉強は必要最低限しかしていなかったし、成績も高くなかったです。昔は勉強の意義を見出せず、勉強より遊びたい思いが強かったからだと思います。なので、モチベーションを保つためには明確な目的や目標が必要だと思います。
木下:全く同じ意見ですね。加えて、勉強はあくまで手段で、その先にどういう自分になりたいのか、キャリアビジョンをイメージすると自然と勉強する姿勢ができて、継続できると思います。
木下:私は時間管理にGoogleカレンダーを使っていて、授業を含めここに全部入れています。時間管理をする上で意識しているのは優先順位です。オンラインでバイトをしたり、外部のコミュニティで活動をしたり、授業と授業外の活動を二つ、三つ掛け持つことがあるので、必ず時間を分けるようしています。また、固定の授業の予定に加えて、月曜日はこのコミュニティ、火曜日は別のコミュニティで活動する、など課外の活動時間も決まっている時はルーティンを崩さないように行動しています。
Googleカレンダーでスケジュール管理(木下)
マーティン:僕は入学した時は、文化・社会・メディアを専攻としようと思っていましたが、小山先生の授業でそれまで全く興味がなかった地理がすごく面白くなって、環境・開発の分野に関心を持ちました。社会学は面白いですが、将来的に自分が学んだことを活かしたいと思ったときに、どのように活かすか、自分の中で答えが見出せず、だったら今のトレンドである環境・開発を深く学びたい気持ちが勝りました。またさっき話したように、APUでは学べないアプローチで環境学を留学先で学んでみたいとも思ったので、環境・開発を専攻にしようと決心しました。
木下:私も専攻を決める時には悩みました。APMの専攻は、会計・ファイナンス、マーケティング、経営戦略と組織、イノベーション・経済学の4つもあって、どれも興味がありました。APMは専攻を必ずしも決めなくても大丈夫なのですが、せっかく大学で学ぶなら一つは専門的な知識を身に着けたいと思って決めました。決める上で自分がしたことは、その専門分野の先輩に、その領域を学んでいる理由、魅力を語ってもらいました。話を聞いて、私も学びたいなと選んだのが金融ですね。
木下:自分の好きな領域を追求すると、考えるプロセスやリサーチの仕方を学べて、そういう能力が社会で活きてくると思っていますね。
マーティン:はい、僕は強く勧めますね。APUでは卒論執筆は卒業要件にありませんが、僕は個人的には必須にしてもいいと思っているくらいです。ゼミはAPUの授業の中でも特に質が高いと思うので、関心ある分野や研究テーマがあるのであれば積極的に申請したらいいと思いますね。
木下:私も勧めますね。APUは卒論を書かなくていいので、ゼミ参加へのハードルは低いと個人的に思っています。卒論を書かないといけないとなると、「わぁ大変だな…」と思うと思いますが、書くのは自由なのだから一度参加してみたらいいと思います。専門性を身に着けたい、追求したい理由には、そこからしかない視点が必ずあって、それが社会にも活きてくると思うからです。そういう観点では、ゼミに参加して、少しでも人より詳しい領域があると強いと思いますし、自分の市場価値が社会に出てから高まっていくと思っています。
マーティン:ゼミでは比較的能動的に学べる環境が整っていて、自分で考える力がつくと思います。
木下:私はこの3年から入ったのでまだ劇的変化はないですが、ゼミだと一つの分野を深掘りできるのがゼミの魅力だと思いますね。
マーティンさん、木下さん、インタビューのご協力ありがとうございました。
お二人へのインタビューは以上です。ProjectQによるインタビューはVol.2に続きます。
ProjectQは学生団体ALRCS内の一チームとして、APUの学習の質(Quality)向上のために教授や学生にインタビューをし(Questions)記事にまとめることで学習へのきっかけ(Queues)を創る活動をしています。
アカデミックオフィスのウェブサイトには教員のグッドプラクティスとして先生方へのインタビュー記事を載せています。先生方の授業に対する熱い想いが語られているので、ぜひそちらものぞいてみて、今後の学習や履修登録の参考にしてください!