学生ブログ

多国籍よさこいサークル「APUよっしゃ虎威」

読了時間: 5分

APUには100を超える学生団体やサークルがあり、学生は様々な趣味やコミュニティに参加する機会に恵まれています。今回SPAが注目したのは、高知県のよさこいをベースにした現代的な舞踊を披露するサークル「APUよっしゃ虎威(以下よっしゃ虎威)」です。日本文化をもとにしたサークルですが、国際学生の間でも人気があり、メンバーの半数以上が国際学生です。

よっしゃ虎威の練習風景 (Photo by Ameera Anarha)

よっしゃ虎威は水・金曜日に週2回の練習を行っていますが、イベント前にはほぼ毎日練習します。よっしゃ虎威の演舞会を観賞すると、メンバーがどれほどの努力をして完璧な演舞会を作り上げているかがよくわかります。いつもエネルギーに満ち溢れていて、演舞には細部まで気を配っていて、思わず見とれてしまいます。

今回、インドネシア出身でよっしゃ虎威メンバーであるAmeeraさんに、サークルに参加した経緯やこれまでの経験についてインタビューしました。バレエやコンテンポラリーダンス、インドネシアの伝統舞踊など、さまざまなジャンルのダンスを経験してきたAmeeraさんは、初めて見たよっしゃ虎威に魅了され、APUに入学して1年目にサークル参加を決めたそうです。

よっしゃ虎威を選んだ理由を教えてください。

Ameera:「2019年秋の入学式」で彼らの演舞に一目ぼれしました。初めて見た彼らは本当にかっこよくて、その演舞に心を動かされて、私も仲間になりたいと思いました。また私はダンスが好きで、新しいスタイルのダンスに挑戦するのが大好きでした。

SPA:何時間も練習するモチベーションは何ですか?

Ameera:メンバーの皆さんのこのサークルに対する情熱が私のモチベーションになっています。私の友人でもあり、APハウスのRAでもあるリーダーのHinaは、前回の演舞会「一繁虎舞(いきごむ)」のために一生懸命頑張ってくれました。パンデミックの影響で今までの公演がすべて中止になってしまったため、この公演をみんなで楽しむために企画書を作ってくれました。その姿を見て、私も毎日のように「起きよう!練習しよう!」と思います。

SPA:よっしゃ虎威で一番大変だと思うことは何ですか?

Ameeraさん:ひとつは、時間管理だと思います。やはり学生なので、学業とサークル以外の活動を両立させなければなりません。よっしゃ虎威の衣装代も必要になってくるので、お金のやりくりもしなければならないと思います。しかし、そのような苦労があっても、最終的にはすべてが価値あるものになりました。なぜなら、多くのことを経験できると同時に、自分自身をよりよく管理できるようになるからです。

SPA: コロナの感染防止対策で、クラブ活動はどう変化し、どう対応していますか?

Ameera: COVID-19の影響で、長い期間練習を中止したり、イベントをキャンセルしたりしなければなりませんでした。状況が好転したタイミングで、昨年の天空祭に出演する機会を得ることができました(その模様はライブ配信されました)。私たちが行っている感染防止対策は、蜜を避けて距離を置くことと、練習中のマスクの義務化です。また、練習の合間には休憩時間を設け、練習室の換気をきちんと行いました。健康診断のアンケートもメンバー全員が記入することが義務づけられています。

「一繁虎舞」公演に出演した際のAmeeraさん (Photo by Stephanie)

SPA:国際学生として、文化の違う人たちと交流したり、友達を作ったりするのに、よっしゃ虎威は役立ちましたか?

Ameeraさん: みんなのために素晴らしいパフォーマンスをしたいという共通の目標があるので、それがサークル活動を通して友達を作るのに役立ったと思います。時にはお互いの言語を学ぼうとすることもあり、それが私や他の学生の交流を深めるきっかけになっています。そう、この活動のおかげで、異文化の友達が増えたと言っても過言ではありません。

SPA: よっしゃ虎威で成長できたことはありますか?またダンス以外でも得たものはありますか?

Ameeraさん: もちろん、コミュニケーションとチームワークです。私たちは同じ情熱と目標を持っていますが、人によって優先順位が違うことを忘れてはいけませんし、言語の壁があることも考慮しなければなりません。お互いに理解し合い、寛容さを持つことが大切なのです。例えば、日本人の学生が英語を話すのに苦労していても、努力してやってみたいと思うものです。それは国際学生も同じです。夢を実現するためには、コミュニケーションとチームワークがいかに大切かについて、このサークルは私に多くのことを教えてくれました。

SPA: ダンスの経験がなくても、サークルに参加したいと思っている新入生に何かアドバイスはありますか?

Ameeraさん: 私にとって大切なことは、自分自身に挑戦し、新しいことを受け入れることです!大学は自分自身を探求する時間です。新しい友達を作って、自分の興味のあることを、毎日朝起きるきっかけになるような理由を見つけるまで探求してください。よっしゃ虎威には、オーディションはありません。ダンスの経験がない方でも参加できます。私たちがイチから教えます。また、公演のためのオーディションもありません。応募してみて、学びたいという意志があれば、参加できます。

「よっしゃ虎威」の活動は、インスタグラム(apu_yosshakoi)でもご覧いただけます。
2021年の公演「一繁虎舞」についての記事はこちら

取材にご協力いただいたAmeera Anarhaさん、ありがとうございました。読者の皆さんもぜひ次のセメスターに夢中になれることを見つけてくださいね!
APUクラブ・サークルサイトはこちら

AMARA Zahra Djamil
AMARA Zahra Djamil

こんにちは。私はインドネシア出身のアマラです。書くことや物語をシェアすることが好きです。SPAに参加したことで、APUの新しくてクリエイティブな人たちと出会い、彼らの興味深い経験を知ることができました。趣味の映画を課題の忙しくないときに観ています。




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