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新米TA座談会!

読了時間: 10分

みなさんこんにちは!SPAの島村真菜理(以下、マナリ)です!
今回は、学生スタッフTA(Teaching Assistant)シリーズの第2弾、初年次教育TAの「新米TA座談会!」です。

前回はTAの“プロ”に話を聞きましたが、TAに興味を持っていても自信がないという人も多いのではないのでしょうか。
私がMCW(多文化協働ワークショップ)でLTA(リーダーTA)として一緒に働いてきた学生たちも、はじめは同じような不安を抱えていました。
そんな後輩TAたちが半年活動してきて実際どうだったのか、話し合いました。

※前回の“プロTA”インタビュー記事はこちら(「初年次教育TA」についても!)

<この座談会に登場するTA達>

名前:Seo seunghyun(スンヒョン)
出身:韓国
学部:アジア太平洋学部
学年:2
TA経験:プレエントランスデーTA
TA以外の活動:Eスポーツコミュニティ運営、温泉インカレ

名前:砂子舞(マイ)
出身:静岡県
学部:アジア太平洋学部
学年:2
TA経験:SSW
TA以外の活動:GASS、和太鼓サークル、アルバイト

名前:冨安萌乃実(ホノミ)
出身:福岡県
学部:アジア太平洋学部
学年:2
TA経験:初
TA以外の活動:アルバイト

名前:YANGLEM motilal(モティ)
出身:インド
学部:アジア太平洋学部
学年:2
TA経験:SSW
TA以外の活動:RA(レジデント・アシスタント)、アルバイト、バスケットボールサークル

名前:梅田奈穂(ナオ)
出身:宮崎県
学部:アジア太平洋学部
学年:3
TA経験:日本語サポートTA、プレエントランスデーTA
TA以外の活動:アルバイト

名前:Nguyen Minh Tu(ミトゥ)
出身:ベトナム
学部:アジア太平洋学部
学年:2
TA経験:初
TA以外の活動:RA、アルバイト、Common Viet (Vietnamese Circle) 、TED×APU、 Project B-GCC (APU Debaters)

以下、ニックネームで続けます。

―マナリ
みんなが初年次教育のTAに挑戦してみようと思ったきっかけを教えてください!

―ナオ
このMCWのTAをする前に言語TA(日本語TA)をしていたのですが、意外とTAの仕事が楽しいことに気がつきました。そこで次のステップとして、少しハードルが高かった初年次教育のTAに挑戦してみようと思ったのがきっかけです。

―ホノミ
そうですね、初めは「やってみようかな」みたいな軽い気持ちと、APUに入学する前に、TAかRAをしたいなと思っていたのを思い出したのでちょうどいい機会だと思いました。また、昨年自分が受講生だったときに、TAに授業以外でも相談に乗ってもらったり、すごく親身に接していただいたりしたのもきっかけです。MCWのTAは英語力が必要だというイメージがあったので、英語に自信がないと大変かもと躊躇もしましたが、やるだけやってみよう!と思い挑戦することにしました。

―マイ
私は、元々教育系の仕事に興味を持っていて、大学にいる間に何かしら教育に関われたらと思っていたので、TAがより主体的に受講生と接する初年次のTAになろうと思いました。

―スンヒョン
自分の履修している講義がない水曜日に、せっかくだから何かしよう!と思った時にTAが一番の選択肢として浮かんできたので、挑戦してみることにしました。

―モティ
友達をもっと作りたかったので始めました!
そして、人前で話すスキルを身につけたかったのも理由の一つです。

―マナリ
どう?友達作れた??

―みんな
イェーーイ!!!! 笑笑笑笑

―マナリ
仲良いなーみんな笑
みんながこんなに仲良くなると、LTAとしてすごく嬉しい限りです!!

私たちのクラスのTAたち

―マナリ
では実際に、TAになってみてどうでしたか?
何か大変だったことや楽しいと思ったことなどありますか??

―ナオ
私が大変だったことは、ペアTAとの連携ですね。連絡する手段も頻度も合わなくてうまく連携が取れない時もありました。今までの自分だったら、言わずに我慢していたと思います。ですが、宏太さん(前回インタビュイーの先輩TA)や他のLTAにアドバイスをもらい、何かあったときにはきちんと話し合ったり、発言したりして解決できるようになりました。そういう面では成長できたと思います。また、私も教育系の将来を考えているので、改めて教えるのが楽しいなと思いましたね。

―ミトゥ
難しいことは、クラスの雰囲気作りやモチベーション作りです。楽しいのは、色々な人と知り合えることです。先生方はもちろん、TAや受講生とも関わるのでたくさん知り合いが増えます。課題でパーソナルストーリーがあったのですが、それをシェアしたり読んだりするのも色々な人の一面を知ることができて面白いとも感じました。

―ホノミ
最初は、TAの仕事との両立ができるまでに時間がかかりました。毎週授業が終わっては、次の授業に向けてスライドなどの準備をするのにタイムマネジメントがうまくいきませんでした。しかし、だんだん慣れて生活のリズムを掴めるようになりました。
また元々、人と関わるのはすごく好きですが、人前に出て話すのは苦手で、朝一でテンションをどうやってあげたらいいのかわからないこともありました。ですが、友達から「〇〇がホノミのことこう言ってたよー」など受講生からの嬉しい話を人づてに聞いたり、授業以外であった時に挨拶をしてくれたりした時にすごく嬉しかったです。「なんか後輩ができた!」という感じがして嬉しいです。笑

―マイ
私が大変だったことは、受講生との接し方です。受講生は一人ひとり違うので、どう接するのが良いのか迷うことが多かったです。今もわからないこともありますが、それを一生懸命考えていくのも楽しいです。私の場合、ペアTA(モティ)がとても素敵な人で仕事に対して何も不満がないし、サポートし合えたのもすごく助かりました。私はSSWという他の初年次教育のTAも担当していました。その時は全部1人で業務を行うので自分らしく運営できましたが、受講生との距離感に迷いもありました。それが今回のMCWでは改善できたのも良かったと思います。

左マイ 右モティ

―モティ
MCWのTAはとても楽しいです。ホノミも言っていたように、キャンパスでMCWの知り合いに会った時「やっほー!」とか「お疲れ様ー!」とか声をかけて貰えるのがすごく嬉しいです。少し大変だなと思うことは、スライドづくりです。元々苦手で時間がかかってしまうのが悩みです。

―スンヒョン
他の活動とのバランスを取るのが難しかったです。自分は効率が良い方ではなく、スライドや小クラスの進め方を考えていると時間がかかってしまいます。工夫しようとすれば際限なくできるけどその分時間がかかってしまうので、こだわりたいけど時間がない!みたいなのと、こだわらなかったことに罪悪感を持つのも嫌なのでいつもその葛藤と戦っています。笑 楽しいことといえば、もう何より受講生のみんなが可愛いです。笑一年前は自分も受講生だったので、今担当しているクラスを見ていると、一年前は自分もこんな感じだったのかな、とか懐かしいような気もします笑

―ホノミ
わかる!その気持ち。自分もこんな感じだったなって思うとなんか泣きそうになるよね。「みんなこうやって成長していくのかー」と思いました。自分の成長だけではなくて人の成長を見届ける経験が初めてだったから、すごく感動しました。

―マナリ
TAではないとなかなかできない経験だよね、それは。確かにTAの醍醐味の一つ!!

―マナリ
みんな日々色々な活動をしていて、すごく忙しいよね。
そんな中どうやってTA以外の活動と両立していましたか?

―ナオ
私は、あらかじめ「何時から何時までこれをする!」とタイムスケジュールを組んで管理していました。どうしてもできないときは他の日に回したりして、毎日の生活バランスが崩れないように調節していました。

―マイ
私はGASSと和太鼓サークルとアルバイトをしています。私も課題が大変な時はそちらを優先して調整しました。ナオさんと同じようなタイプですね笑

―ミトゥ
MCWの仕事はペアで分担してお互いに負担にならないようにしていました。それが続けられる秘訣だと思います。 

左 ミトゥ

―スンヒョン
MCWの準備をするにあたって、到達目標を決めていました。先ほども言っていましたが、変にこだわりすぎると他のことができなくなってしまうので笑 最初は時間がかかることもありましたが慣れたら自然と両立できるようになりましたね。

―ホノミ
私は前も今もずっとアルバイト人間でアルバイトの休憩時間に息抜きがてらMCWの準備をしています。切り替えがしやすいので集中してできます。課題などは朝起きてからこなしていました。

―モティ
私はTA以外にRAやアルバイト、バスケットをしています。RAは毎日11時ぐらいに仕事がありますが、それ以外は基本的に時間を使えますし、土日は休みなのでその時間に勉強やサークル、MCWの準備などをしています。自分は暇な時間を持つよりも何かしらしていたいタイプなのでちょうどいいぐらいに調節できています。

―マナリ
忙しい中でもきちんと自分の時間を作ったり、息抜きの時間を作ったりしているのはすごくいいことだよね。私も課題は課題できちんとして、映画やドラマを見たり散歩したり、友達と話したりして切り替えを大事にしているよ。

―マナリ
最後に、これからTAをやりたいなと思っている未来のTAに一言お願いします!!

―モティ
TAをやりたいと思ったら、とにかくやってみてください!
(Don’t think about anything. Just do it!!)

―ミトゥ
TAは本当に素晴らしい人たちと素晴らしい経験を得ることができるので、恐れずにぜひ挑戦してみてください!!

―ホノミ
本当に、一瞬でもやりたいという思いがあるのなら、絶対にするべきです!!! 新しい自分に出会えます!

―ナオ
一歩、勇気を踏み出して見てください!

―スンヒョン
迷っているのならやった方がいいと思います。意外といけるかもと思うかもしれません。やってみないと始まらない!

―マイ
TAって聞くと大変そうなイメージがあると思いますが、実際やってみると大変さよりも楽しさのほうが大きくて、いい思い出や経験がたくさんできます!
もしやってみようか悩んでいる方がいたらぜひ挑戦してみてほしいです!

MCW TA全クラスの集合写真

<インタビュー後記>

今回はフレッシュな新米初年次教育TAにインタビューをしました。TA同士もみんな仲が良く、インタビュー中も常に笑いが絶えませんでした。
初年次教育TAは確かに受講生と直接関わる機会が多く、自分のマネジメントや準備次第で大きく左右してしまうので責任重大です。ですが、その経験から得られる自分自身の成長や受講生の成長を一緒に見届けられます。
そして、思い立ったら吉日。
あるTAは「4回生でTAに挑戦してみるのも案外楽しいよ」と言っていました。本当にその通りだと思います。受講生として学んできたものを今度は作り上げる立場として関われるのはとても貴重な経験です。まだやったことのない人も、前やってまたやってみたいと思った人もぜひ挑戦してみてください。MCW以外の初年次教育もTAを募集しているのでそちらもぜひ!!私たちTAが待っています!!

島村 真菜理
島村 真菜理

こんにちは、島村真菜理(2024年3月卒業)です。旅行が大好きで昨年はヨーロッパ15カ国巡りました。今年はアジアと国内を旅するぞ〜。APUや別府では面白いことだらけ!記事を通してその魅力をお届けします!




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