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APU生が制作するセルフマガジン~ 生きづらさを感じているすべての人へ

読了時間: 3分

こんにちは!今回は、APM3回生でセルフマガジンを販売している長谷川瑶菜(Yona Hasegawa)さんにインタビューをしました。長谷川さんは、同じくAPM3回生の谷口夏恋(KarenTaniguchi)さんと、2人でマガジンを制作・販売しています。21年5月にはマガジンの第2弾「&U」も発売し、同月には個人として福岡パルコで個展に参加するなど活動の幅を広げています。

マガジンを作るきっかけ

マガジンの自主制作をはじめた理由には私の経験が大きく影響しています。私はメディアや日々の生活で見聞きしてきた情報を通して、いつの間にか偏見を持っていたことがありました。でも、実際に世界中に旅に出て自分の目で見たり、本を読んだり、APUで色んな人々に出会ったりして、今まで表面的にしか物事を理解していなかったことが多いのではないか、と考えるようになりました。そして自分と同じように、そのせいで生きづらさを感じている人がいるんじゃないかと思い、2回生だった20年10月に第一弾の「Microscopic World -マクロの世界-」を制作し、50部販売しました。
マガジンには、人には嫌いなものや偏見はあるかもしれないけれど、表面的でなく物事の本質を知って受け入れるきっかけになってほしい、という願いを込めています。そのため、テーマも「普通ってなに?」や「幸せってなに?」、「生理のタブー」など少し哲学的で難しいですが、誰が答えても正解になるテーマを選んでいます。

実際にマガジンを制作、販売してみて

誰の答えも正解で良い、といえるトピックを選んでいるので、マガジンの内容を決めるのがとても難しいです。例えば第2弾「&U」のテーマ「幸せ」では、人のキラキラした面しか伝わってこない内容になりそうだったので、人間の生々しさを出す努力をしました。また、2人だけで制作を行っているので個人のモチベーションによって思うように作業が進まないこともあり、悩んだ時期がありました。でも、実際に販売してみると思った以上に反響をいただくことができました。数冊でもいいから手に取ってもらえたら、と思っていましたが、70冊を完売して予約待ちという状況になり、オンラインの時代にも関わらず、「紙の」マガジンを手にとってくれる人がこんなにもいて感動しました。また、購入者には感想をフォームにお願いしているのですが、自分が持つ周囲への影響力や、普段はあまり見えない感情などのみんなが頭の中で考えていることを知れ、人をもっと好きになりました。

福岡パルコでの展示会で感じたこと

完全に学外で展示会に参加するのは初めてだったので、ワクワクと不安が入り混じっていました。展示会では、立ち読みはしてもらえるけど購入はしてもらえず、知り合いがいないアウェイな状況下でマガジンを購入してもらう難しさを痛感しました。私自身を応援してくれる、ホームである別府とは全く状況が違ったので、本当に多くの改善点を見つけられてとても良い機会でした。今後はマガジンだけでなく、もっと気軽に手に取ってもらえるようなモノで皆さんにお届けできるようにしたいと思っています!

マガジン「&U」インスタグラム
https://www.instagram.com/m.s.world_magazine/

APU生、APU入学を志す方にメッセージ 「自分にできることを自分のペースで」

APUには個性を持った学生が沢山いて、すごく刺激的な環境です。でも、絶対に「人と比べる」必要はありません。自分にできることを自分のペースでやり続けていれば、応援してくれる人が必ずいると思います。周りを見て刺激をもらうことはとても大切ですが、自己否定は不要です。
高校生の皆さんは、「大学受験」にあまりとらわれ過ぎずに、大学生活や今後やりたいことのベースになる知識を今からでも全力で誰よりもたくさん身につけてください。応援しています!

谷口さん(左)は東京から、長谷川さん(右)は神奈川県茅ヶ崎からAPU入学を機に別府へ。

御手洗 晶
御手洗 晶

こんにちは、APS4回生の御手洗晶です!専攻はCSM(文化・社会・メディア)で、映画やYouTubeを観ることやJ-popの音楽を聴くことが好きです!SPAの活動を通じて、様々な面白い話をきけるのがとても楽しみです。どうぞ宜しくお願い致します!




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