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「自分の団体を通じて台湾の機関と協力するなんて想像もしていなかった。」ブルキナファソ出身のエマさんはこう語ります。どうやらAPUで、またおもしろいプロジェクト動いているようです。
Wang Hsuan Haoさん(以下ワンさん)とSORO Emmanuelさん(以下エマさん)の出会いは、大学一年生時の国際関係学の講義。
エマさんは、ブルキナファソで路上生活を余儀なくされている子どもたちの現状に強い問題意識を持ち、心理的ケアと自立支援を組み合わせた包括的な支援プロジェクトを立ち上げました。これは紛争やテロによって心身に深い傷を負った路上の子どもたちを対象に、専門家による心理支援、アートやスポーツを活用した回復プログラム、そして将来の自立につながる職業訓練を1年間にわたって提供するもので、一時的な救済にとどまらず、子どもたち自身が尊厳を取り戻し、地域社会の中で希望と平和を生み出す存在へと成長することを目指しているとのことです。
一方、ワンさんは以前から台湾における英語教育に懐疑的でした。同時に台湾では英語話者と話す機会が多いとも感じており、そこで本当の意味で使える英語を教育することに決めたのだそうです。
プロジェクトは、ワンさんの母親が経営する小学校の生徒とブルキナファソの生徒を交流させることはできないか?と、ワンさんがエマさんに頼み、段階的に進行していきました。
英語でポストカードを送り合うことから始め、Padletというオンラインで考えを共有できるアプリを用いて交流を深めていきました。このままプロジェクトが進めば、ブルキナファソと台湾でそれぞれ500人以上の学生が文化的な理解を深め、国際的な視野を持ち、友情を通じて英語を学ぶことになります。
台湾とブルキナファソには興味深い共通点があります。それは、どちらの国も英語を第一言語としないにもかかわらず、英語を使う場面がとても多いという点。中国語とフランス語という異なる母語を持つ学生同士だからこそ、「完璧な英語」で構える必要はなく、間違いを恐れず、伝えたい気持ちをそのまま英語に乗せることが可能です。つまりこの交流は、ネイティブに囲まれて萎縮する英語学習ではなく、全員が挑戦者として思いきり英語を使える、ちょっと贅沢な“学びの場”なのです。
APUのキャンパスだからこそ、これまで交わることのなかった台湾とブルキナファソの学生が、志を共有し、インターネットを通じて地球の反対側同士をつなぐことができました。「何かをしたい」という気持ちは、国境も性別も年齢も超える――このプロジェクトは、その当たり前でいて忘れがちな事実を思い出させてくれました。そんな瞬間を言葉にできたことを、私はとても幸せに思います。APUには、こうした物語の種がそこかしこに転がっています。少なくとも私の知る限り、何もしていない学生はいません。そういう素敵な大学なのです。
APUに在学生がもっともっと自分の通う大学を好きになれるような記事を書いていきたいと思います!またAPU に興味を持つ中学生や高校生にもAPU生にしかわからない素晴らしさを発信していきたいです!