検索ワードを入力してください。
読了時間: 1分
ディズニーのアニメーション映画「モアナと伝説の海」に出てくるような美しい国サモア。首都アピアで9月に開催されるのがテウイラ祭りだ。同国出身で、実際に参加経験のあるジミーに話を聞いた。
名称の由来は国花テウイラから。鮮やかな赤色が印象的なショウガ科の植物だ。1週間続くこの一大イベントには、学校や政府、地域コミュニティーなど多くの人々が参加し、いろいろな催しを繰り広げる。
特徴的なのは、この祭りが単に伝統文化を紹介する場ではなく、学び、継承していく機会でもあるということ。彼は高校生の頃、学校で伝統舞踊を披露し、いっそう理解が深まったそうだ。
「ダンスの背景にあるメッセージ性について学ぶことができた」。また「手工芸品が自然を生かし、その地域にある物で作られる方法を知り、外見からでは分からない意味や創造性を感じた」と明かしてくれた。
ちなみに彼自身の楽しみ方は、写真をたくさん撮り、山と海の幸から作られたおいしい料理を味わい、パフォーマンスを堪能することだそう。「みんな親切で協力的。この季節に訪れる機会があれば、ぜひ足を運んでほしい」と語っていた。
温かさと愛情がたっぷり詰まった祭典は、人々の絆の強さを物語っているようだ。そして、そのアイデンティティーは、テウイラの花のように誇り高く、世代を超えて咲き続けているのだと思った。
別府市で開かれた催しで伝統舞踊などパフォーマンスを披露
レウサ・ジミー
ニックネーム:ジミー
サステイナビリティ観光学部1回生
(大分合同新聞2025年9月23日朝刊掲載)
学生広報スタッフSPA(Student PR Assistants)は、APUと大分合同新聞による包括連携協定に基づき、2022年1月より、大分合同新聞朝刊「くらし・文化」面へ、インタビュー記事を連載中です。学生ならではの視点で、各国の文化やその時に気になる話題などを等身大でご紹介していきます。新聞読者層や、APUを目指す高校生などの、世界への興味関心を高めるきっかけづくりや、プロの編集者と協働することによる学生のスキルの向上を目指しています。
こんちには!アジア太平洋学部3回生のまゆみです。大学の魅力や、1年間のイギリス交換留学について発信し、APUへの進学や新しい挑戦を考えている読者の皆様に何かきっかけを与えることができたらと思っています。よろしくお願いします。