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ベトナム出身のニーは、いきなりインタビューしたにもかかわらず、快く同国の文化について話をしてくれた。その中でも特に面白かったのは、コーヒーを飲む習慣だ。
国連食糧農業機関の統計によると、同国は2023年のコーヒー豆生産量がブラジルに次いで世界第2位を誇る。種類も実に豊富で、日本でもおなじみのものに加え、「エッグコーヒー」や「塩コーヒー」、練乳を入れた「ミルクコーヒー」といった珍しい飲み物もあるそうだ。
実は、私自身もこの国を訪れた際に塩コーヒーを飲んだことがある。最初は「本当においしいの?」と半信半疑だった。ところが、ひと口飲んでみると、塩気が苦味を引き立て、想像以上に奥深い味わいだったのを覚えている。
また、早朝から飲む文化が根付いており、まだ日が昇りきらない時間帯から、街角のカフェにはすでに人が集まり始める。プラスチックの小さな椅子に腰かけ、のんびりと過ごしながら楽しむ様子は、まさに生活の一部として溶け込んでいることを感じさせた。
「コーヒーはベトナム人にとって日常であり、文化そのもの」と語るニーの言葉がとても印象的だった。調べてみたところ、今回紹介したコーヒーは日本でも作れるそうなので、日常の中でちょっとした異文化を体験したい時に味わってみてはいかがだろうか。
エッグコーヒー
塩コーヒー
ミルクコーヒー
ド·グエン・フオン・ニー
ニックネーム:ニー
国際経営学部3回生
(大分合同新聞2025年5月27日朝刊掲載)
学生広報スタッフSPA(Student PR Assistants)は、APUと大分合同新聞による包括連携協定に基づき、2022年1月より、大分合同新聞朝刊「くらし・文化」面へ、インタビュー記事を連載中です。学生ならではの視点で、各国の文化やその時に気になる話題などを等身大でご紹介していきます。新聞読者層や、APUを目指す高校生などの、世界への興味関心を高めるきっかけづくりや、プロの編集者と協働することによる学生のスキルの向上を目指しています。
APUに在学生がもっともっと自分の通う大学を好きになれるような記事を書いていきたいと思います!またAPU に興味を持つ中学生や高校生にもAPU生にしかわからない素晴らしさを発信していきたいです!