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APUでは、2023年入学の学生*¹から、3回生と4回生の演習科目、いわゆる「ゼミ」が必修となりました。原則として、5セメスターから8セメスターまでの2年間、ゼミに所属し、指導教員の元で卒業論文を執筆することになります。
1、2回生の皆さんは、まだゼミとは何なのか、イメージがつかないかもしれません。「普通の授業と何が違うの?」「ゼミでは何をするの?」・・・。今回の記事では、こういったゼミに関する疑問にお答えしていきます!
ゼミは通常、週に1回開かれ、内容は教員によってさまざまです。3回生演習では、レクチャーや文献購読、ディスカッションが中心の場合もあれば、学生が当番制で特定のテーマに関するプレゼンを準備し、発表することもあります。
私が所属するアジア太平洋学部の国際関係学のゼミでは、3回生の前半は講義中心でした。国際関係学の理論だけでなく、論理的思考や分析枠組みとは何かなど、卒業論文執筆のために必要な知識を学びました。講義とはいえど少人数なので、教授との対話形式で進められ、疑問はその場で解消できます。APUの教授陣は、国内だけでなく、海外での研究・実務経験が豊富なため、世界レベルの学術研究とは何かを学べていると実感しています。
観光学専攻*²の友人のゼミでは、事前課題として観光に関するデータ分析や、エクセルで表やグラフの作成をしたうえで、ゼミの時間にプレゼンをしているそう。別の友人は、地域振興について学ぶため、能登半島にフィールドワークに行ったそうです。APUは、理論と実践のどちらも重視しているゼミが多いと思います。
経営学のゼミに所属する友人は、月に1度程度回ってくる担当制で、興味のある企業について調べてプレゼンをしているそう。フィードバックをもらって企業調査の手法について学びつつ、3回生の間は、知識や興味を広げることを心掛けているとのこと。多くのゼミで、3回生の間は幅広い興味から、徐々に特定のテーマについての専門知識を獲得し、卒論のテーマ設定に備えます。ゼミの内容がどのようなものであれ、主体的な学習が求められます。
ゼミによってスタートの時期はバラバラですが、4回生演習では主に卒論執筆を行います。これまでの学習を踏まえ、自分自身が関心を持ったテーマについて、教員と相談しながら論文を書きます。私は交換留学先のイギリスで国際関係学理論を重点的に勉強した経験から、理論をしっかり使いつつ、アジア太平洋の国際政治を研究したいと思い、インドの外交戦略の理念的な研究に挑戦することにしました。ゼミ仲間も、交換留学や海外経験、APUでの課外活動の経験などから、卒論のテーマを決定している人が多い印象です。日本人でも、英語で卒論を執筆している人もいます。
たくさん文献を読み、長い文章を書くのはとても大変ですが、ゼミ仲間とディスカッションをしたり、教員にアドバイスをもらったりしながら執筆を進めるのが、ゼミの醍醐味だと感じています。卒論執筆によって磨かれる論理的思考力や探求心は、卒業後どんな進路に進むにしろ、きっと役に立つはずです。またアジア太平洋学部ではゼミナール大会もあります。1・2回生の皆さんは、ゼミでの研究テーマを見つけるつもりで、日頃の授業や課外活動に、ぜひこれまで以上に主体的に取り組んでみてください!
各ゼミの詳細については、APUアカデミックオフィスのホームページから調べることができます。
→https://www.apu.ac.jp/academic/aps/seminar/
*¹2023年カリキュラム
*²2017年カリキュラムはアジア太平洋学部
12月のゼミナール大会
こんにちは!アジア太平洋学部(APS)3回生、国際関係専攻(IR)のなつきです。APUで経験した面白いことや、新たな発見、出会いなど紹介して、皆さんの日々の生活にインスピレーションをお届けできればと思っています。よろしくお願いします!