検索ワードを入力してください。
読了時間: 5分
APU生の中には、キャンパスでの学習だけでなく、インターンシップなどで社会経験をしてみたいと考えている人が多いはず。APUには、協定型インターンシップや自由型インターンシップを活用したり、休学して長期インターンをしたりなど、さまざまな方法で実践的な社会経験を積んだ人がいます。
中には、自分で海外の企業に直接メールをし、インターンをしたという学生もいます。今回はそんなユニークな方法で、インドネシア企業でのインターンを実現させたAPU学生にインタビューしました。インターンシップに興味のあるみなさんの参考になったら幸いです!
インタビューした学生
金井京花さん
4回生
国際経営学部(専攻:経営戦略と組織*1)
長野県出身
*1 2017カリキュラム
国際経営学部で経営戦略と組織*1を専攻しており、ゼミでは「文化が経営戦略に与える影響」や「ビジネスによる社会貢献と金銭的利益」を学んできました。また、SSAW(1回生必修のワークショップ授業)のTAを2回とRA(国際教育寮でのレジデント・アシスタント)を1年半行いました。
自分で興味のある会社のHPから直接メールでお問合せしてインターンシップの機会を頂きました。なので、エージェントは使っていないのですが、履歴書を英語で提出する必要があったので、その際には書き方や添削等をAPUのキャリアオフィスにご指導頂きました。
インドネシアから日本に働きに来る技能実習生・特定技能人材の日本語・文化教育と出国サポートを行う送り出し機関で働いていました。日本語の授業に一緒に出たり、受け入れ先の企業さんと実習生のミーティングに参加したり、質の高い教育が担保できるように他の企業や組織との契約を結ぶ等の業務を行いました。
勤務時間は基本8時~17時半です。宿泊先のアパートから職場までが車で30分ほどの距離だったので、8時前に家を出てタクシーで職場に向かい、12-13時のお昼までは前日に作ったTo doリストに従って業務を進めました。そして、近くにあるお店でお昼を食べて、午後も17時半まで業務を職場で進めたり、契約を結びに行ったりしました。
職場にはイスラム教の方もいたので、金曜はモスクでの礼拝の時間も含めて2時間のお昼休みがありました。仕事中であっても1日5回のお祈りの時間は、職場で礼拝が始まることは一つの文化体験になりました。
準備段階で大変だったことは、海外企業のメールの返信の遅さです。密なコミュニケーションを取りたかったのですが、なかなか返信がなくて不安になることが多々ありました。インターンシップ中に大変だったことは、やっぱり言語と文化の壁ですかね。間違いが許されない業務上でもし誤解などが生まれたら大変なので、ストレスがたまりましたね。通じているのか通じていないのかがわからない、みたいなモヤモヤする状況の中で効率良く業務を遂行していくことはとても大変でした。
職場で知り合った皆さんが結婚式に招待してくれたり、ご飯を作ってくれたりした中で、インドネシアでしかできない文化体験をプレゼントしてくれたことが楽しかった思い出です。また、帰国後に意外とバイト先や旅行先で外国人労働者に出会うのですが、その際に親近感を感じてインドネシア語で会話をしたり、日本人としてサポートできることを見つけられるようになったことは良かったと思います。
インドネシアでのインターンシップは3回生の秋セメに行っていたのですが、その後実は3回生が終わったタイミングから1年間休学をして、ゆっくりと就活を進めています。就活用語でいう「26卒」での就活をしています。
キャリア観か…難しいのですが「困っている人を持続的に支えることができる」。そんな価値を生み出している職場に就きたいですね。金銭的な利益のためにビジネスを行うのではなくて、人権問題を起こしていなくて、人の助けになっているような場所で自分のできることを探したいと思っています。
あとは、「安心できる生活が送れること」。これとても大切です。インドネシアで不安が多い生活をしていてストレスが本当に多かったし、食中毒で入院もしたんですよ笑。これらの経験から職場でやりたいことができたとしても、生きるために仕事をしているので生活に安心感がないと本当に苦しいってことを実感しました。なので、激務ではなくて大切な人を大切にできる範囲で取り組むことのできるお仕事をしたいと思います。
みなさんいかがだったでしょうか?海外インターンに挑戦するには少し勇気がいるかもしれませんが、興味のある企業でさまざまなスキルや経験を得ることで、自分のキャリア観を見直すきっかけとなるかもしれません。先輩の体験談を参考にしつつ、みなさんもぜひインターンについて考えてみてください!
こんにちは!アジア太平洋学部(APS)3回生、国際関係専攻(IR)のなつきです。APUで経験した面白いことや、新たな発見、出会いなど紹介して、皆さんの日々の生活にインスピレーションをお届けできればと思っています。よろしくお願いします!