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タイのお祭りー大分合同新聞「APU発世界の窓」

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水を激しくかけ合い新年祝う

留学先のマレーシアのルームメートを介して知り合った、笑顔がすてきなタイ人のムック。母国での年末年始の過ごし方を聞いてみた。

タイ·バンコクの格式高い寺院、ワット·プラケオ。
竜草木の隣国マレーシアから訪れた上野瑞穂さん。

タイには新暦、中国の旧正月、タイ独自の旧正月と3回の正月がある。中でもタイ太陽暦による旧正月、4月13~15日の3日間は、日本では考えられないユニークな行事が行われるという。それは「ソンクラーン」と呼ばれる「水かけ祭り」である。

「ソンクラーン」とは、サンスクリット語で「移る」という意味があり、12カ月の周期を終え太陽暦新年に移るという意味が込められている。

日本では古来、親戚にあいさつ回りをしたり、初詣に行ったりとゆったりと新年が始まる。9割が仏教徒といわれるタイでは、新年に仏像や家族の年長者の手に水をかけてお清めをするという伝統があり、そこから知人他人関係なく水を激しくかけ合い、新年を祝うという爽快感たっぷりの祭りが生まれたそうだ。4月はタイでは真夏である。

ムックは、コロナ禍の影響で3年間、バンコクに帰ることができず、懐かしみながら楽しそうに語ってくれた。

タイはほほ笑みの国と呼ばれる。新しい年も「ソンクラーン」を通して、笑顔で迎えるのだ。私もぜひマレーシアにいる間に、タイを訪れ、新年を体験したいと思う。

フォケオ・スパナン
(ニックネーム ムック)
アジア太平洋学部4回生

(大分合同新聞2023年12月20日朝刊掲載)

上野 瑞歩
上野 瑞歩

皆さんこんにちは!!私はアジア太平洋学部4回生のみずほです。趣味はダンス、自然に触れること、動物と戯れることです!昔合気道もしていたので強いですよ:) SPAの活動を通して多くの人と交流したいと思っています!よろしくお願いします。




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