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アルゼンチンのあいさつ-大分合同新聞「APU発世界の窓」

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ハグして、頬同士でキス

地球の裏側といわれるラテンアメリカ。文化はどれほど日本と異なるのだろうか。同じ寮で暮らすアルゼンチン出身のファクに尋ねた。 ラテン系の陽気なテンポや、FIFA世界ランキング1位のサッカー、アサードという放牧民発祥の牛肉料理のイメージが強いアルゼンチン。公用語はスペイン語だ。ファクからは、ドイツのマルク大暴落以来のインフレに見舞われた話の他、都市部以外に広く残るシエスタ(昼寝)文化、大学卒業時に互いに顔料を投げ合ってペイントするユニークな儀式など、日本にはないさまざまな風習について教わった。その中で最も興味深かったのは「あいさつ」である。
日本ではお辞儀や握手が一般的だが、ハグをし、頰同士でキスをするのが日常的だそうだ。ちなみに女性同士や女性と男性とでは頻繁に頰キスが行われるそうだが、男性同士では握手の方が多いという。
また、とにかく人との距離が近いため、カウンセリングを気軽に受ける。ファクは日本で診療内科やカウンセラーの元に行く心理的ハードルの高さに驚いたそうだ。
このような国から来た彼にとって、日本人のパーソナルスペースは広いと感じることもある。しかしながら、彼をはじめ多くの留学生は距離感の違いを理解した上で接してくれる。私は9月からスペインに交換留学に行く。それまでに文化の違いへの気遣いと自然な頰によるあいさつができるようになりたい。

ライムンデス ドルダン ファクンド エゼキエル
(ニックネーム ファク)
国際経営学部 交換留学生

(大分合同新聞2023年5月30日朝刊掲載)

学生広報スタッフSPA(Student PR Assistants)は、APUと大分合同新聞による包括連携協定に基づき、2022年1月より、大分合同新聞朝刊「くらし・文化」面へ、インタビュー記事を連載中です。学生ならではの視点で、各国の文化やその時に気になる話題などを等身大でご紹介していきます。新聞読者層や、APUを目指す高校生などの、世界への興味関心を高めるきっかけづくりや、プロの編集者と協働することによる学生のスキルの向上を目指しています。

今瀬雅
今瀬雅

!Hola¡ 興味あることは全部まず挑戦してみたいみやびです!スペイン語圏と教育分野に関心があります!個性的なAPU生活の魅力だけではなく、23年秋から行くスペイン交換留学についてもSPAを通して発信していきたいです!!




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