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パリでの海外交換留学

読了時間: 5分

パリにはどんなイメージがありますか。 ある人にはいつか旅したい憧れの街だったり、ロマンチックな街だったり、またある人にとっては、観光客が多すぎる過大評価された大都会なのかもしれませんね。 しかし、私にとってパリは特別な思い出の場所なのです。 それは私がフランス・パリにあるAPUの海外協定校での交換留学を終えたばかりだからです。

私がAPUに入学を決めたポイントのひとつが、世界中の大学から自由に留学先を選択できることでした。 そして、私はこのチャンスを活かして、1学期間の海外交換留学をすることにしました。 実は優柔不断な私はこの一歩を踏み出すのを恐れてもいました。 しかし、このチャンスをつかまなければならないと自分の直感を信じるよう、自分に言い聞かせました。

この記事では、私がパリで生活し、勉強した経験、留学先の授業の興味深い点、交換留学を考える学生のみなさんへのヒントを紹介したいと思います。

海外交換留学に応募

私はEcole Superieure des Sciences Commerciales d’Angers - School of Management (ESSCA経営大学院、以下ESSCA)に応募しました。 ESSCAは、AMBA、AACSB、EQUISなどの権威ある組織から認証を受ける教育機関です。 フランス国内外にキャンパスを構えていますが、 私はパリキャンパスにしました。大都会で勉強や生活を体験してみたかったのも理由のひとつです。

交換留学の応募に必要な各要件は、応募先によってGPAやIELTS/TOEFLの数値が異なります。 私はAPUとESSCAの審査に合格してから、ビザ申請の手続きを始めました。まず、フランス大使館が使用しているビザ申請のプラットフォームである「キャンパス・フランス」からオンラインで申請し、その後東京のフランス大使館に出向いて必要書類と生体認証を提出しました。

パリの生活と散策

ビザを取得し、諸々をこなして、ようやく準備が整いました。

2022年9月、パリでの学生生活に向けて出発した私は、興奮と緊張が入り混じった複雑な感情でいっぱいでした。 しかし4ヶ月間の滞在で、その気持ちは変化していきます。

最初の1ヶ月は、美しい街並みを見て、自分が実際にパリにいることが信じられずに、どきどきしていました。 しかもまだ友達があまりおらず、地下鉄のシステムを把握できていなかったので、一人で街を探索していました。幸い散策に大きな支障はなく、かなり満喫しました。 有名な観光地を回り、初めてのエッフェル塔や、美しく有名な美術館を訪れて、行きたかった場所をほぼ網羅しました。 また、暑すぎず、寒すぎず、気候も最高でした。 日中はまだ太陽も見えるし、時々雨も降りましたが、気にならない程度でした。 冬になる前に、良い気候をフルに活用して、毎日のように散策に出かけました。

留学先の大学での授業

留学先では1日に1~2コマの授業を受けていました。フランス語の授業以外はすべて英語で開講されました。 学生は、フランス人学生と数名の交換留学生が混在するという構成でした。 どの授業もグループワークが多く、フランス人の学生とも交流する機会があり、フレンドリーで楽しい人たちでした。

私が受けた中でとくに夢中になった授業があります。「ラグジュアリーマーケティング」という授業で、さまざまなハイブランドやファッションブランドのマーケティングを教わりました。 パリは世界で最もラグジュアリーなファッション都市なので、授業の一環でファッション美術館や展示会、高級店訪問に連れて行ってもらいました。 行く先々で、ラグジュアリーブランドについて学びが多く、とてもました。 また、フランス語の授業は大変でした。全く初心者だったので、かなりの苦戦でしたが、フランス語の先生は一生懸命に私たちのフランス語学習をサポートしてくれました。

友達

時間が経つにつれて、他の留学生にも友達ができ、どんどん仲良くなりました。 こんなに純粋で、優しくて、楽しい人たちに出会えるとは思ってもみませんでした。 国どころか大陸も違う、文化もコミュニケーションスタイルも違うのに、みんなが意気投合して、お互いのユーモアのセンスを受け入れていました。 その頃は彼らと一緒にいて退屈な日はありませんでした。 パリ市内の数カ所を散策したり、お互いの国の料理を食べに行ったりしていました。 お互いの文化を知り、一緒に過ごす楽しい活動のひとつでした。 また、一緒にディズニーランドにも行きましたが、最高に楽しい体験でした。

学びとヒント

私の海外交換留学の経験は素晴らしいものでした。 孤独感やホームシックにさいなまれる日もありましたが、心から本当に幸せだと思える瞬間もありました。 ただ一つ変わらないのは、このような機会を与えてくれたことへの感謝の気持ちです。 人生で最も大切な優しい親友ができ、一生忘れられない思い出ができ、パリで学ぶという経験ができたのです。

最後に、交換留学を希望する人に向けて、アドバイスをしたいと思います。 その人によって、またどんな経験を求めているかにもよりますが、大学だけでなく、国や都市も考慮して選ぶことをすすめます。 自分の興味や学びたいテーマに合った大学を探し、 何事にもオープンで、どんな障害にも立ち向かえるような精神的にも鍛えて準備しておきましょう。 この経験で、自己肯定感、寛容さ、そして問題解決能力がきっと身に着きますよ。さらに、私は新しい視点で物事を見れるようにもなりました。 大胆な決断を下し、自分のコンフォートゾーンから一歩踏み出す勇気も身に着けました。

交換留学を経験したAPU生として、APUが持つ多文化的な環境を生かし、もっと国際的な友人を作り、コネクションを築いて、積極的に行動していこうと強く思います。

APUのOff Campus study program
https://www.apu.ac.jp/abroad/

KAYASTHA Lisa
KAYASTHA Lisa

こんにちは、私はネパール出身のリサです。2023年の春セメで4回生になりました。小説の読書、アート、DIY、旅行、などなど新しい体験が好きです。SPAでの時間から貴重な洞察を学ぶことを楽しみにしています。




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