学生ブログ

国家的行事を祝い楽しむ

皆さんは、エスワティニ王国をご存じだろうか。
アフリカ南部の内陸部にある小さな君主制国家で、昨年、この国から初めてAPUへ入学した２人の学生のうちの１人がサンディーだ。
彼と学生寮で出会い、この国の文化について興味を持った。
今回は伝統舞踊「シバカダンス」について紹介する。勇壮な戦士の踊りだ。

踊り手は鮮やかなキルト衣装を着用して、太鼓のリズムに合わせて歌い、棒を振り、激しく足を踏み鳴らしながら踊る。最後には地面に転げ落ちる場面がある。これは敵が倒れる運命となることを願う意味があるそうだ。

国王の誕生日や独立記念日などの国家的な行事の際には、必ずダンス大会が開催され、各地域の団体が技を披露する。現在は国技として認められているが、もともとは国民にとって楽しみの一つで、祝いながらダンスを競い、盛り上がって楽しむものだそうだ。
サンディーも参加したことがあり、「国の文化を知る機会にもなり、参加できたことが誇らしい」と楽しそうに話してくれた。
２人で４月２日、別府八湯温泉まつりの「湯ぶっかけまつり」に参加した。びしょ濡れになったが、別府の文化を知るきっかけになったと思う。私も留学生に日本文化を伝えられるようなイベントを開催する予定だ。