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国際学生の友人に聞く!-多言語を操る「ポリグロット」になるには?

読了時間: 5分

「ポリグロット」という言葉をご存じですか?! ポリグロット(polyglot)とは、複数言語を話す、あるいは使う人という意味です。どうすればいくつもの言語を使えるのでしょうか?語学に苦労してきた私は、常々このコツを知りたいと思っていました。それにもしかしたら一部の方は、多言語を操ると認知症予防にメリットがあるという説をご存知かもしれません。今回は、四言語を使いこなすAPU生の友人のひとりである、Kodchaさんにインタビューし、ポリグロットになるためのヒントを盗んでみたいと思います。

-JANHOM Kodcha
アジア太平洋学部 4回生
タイ

自己紹介をお願いします。

このような機会をもらえて光栄です。Kodchaと呼んでください。 今はアジア太平洋学部の4回生です。

話せる言語について教えてください。

私はタイで生まれ育ったので、母国語はタイ語です。私は他に、英語、日本語、中国語を使うことができます。
まず英語はほぼネイティブ、日本語は日本語能力試験のレベルでいうとN2くらいです。1から5まであってN1が最高レベルなので、ビジネスレベルです。中国語は、会話はネイティブ並み、読み書きはビジネスレベルです。

語学学習歴を教えてください。

私は英語学習をタイの幼稚園でスタートしました。毎朝英単語を暗記するように言われて、単語を覚えては先生に言っていました。小学校では1日に5単語、小学校では8単語+英語の動詞がノルマでした。この習慣は高校に進学しても継続し、同義語、反意語を含めて1日10語を目標にしました。また、本を読んで独学でも勉強しました。スマホの設定を変えるなどして、自分の環境をできるだけ英語にシフトさせました。またタイでは日常的に英語を使う必要がないため、特別活動に参加するなどして自分で環境を整えることにして、学生広報担当とMCを担当し、そこで英語を使っていました。加えて、ネイティブの先生に積極的にバディとして同行させてもらいました。

日本語は、日本のドラマをたくさん見て、日常会話に慣れるようにしました。アニメを見れば、それなりの単語は覚えられるのですが、日常生活ではあまり使えません。そこで、「J-drama」でリスニングの練習をしました。さらに、スピーキングの練習もしました。日本に来る前は、日本語のスピーキングを練習する機会がなかなかなかったので、シャドーイングをすることにしました。 日本語の会話を繰り返し、日本語の話し方に慣れるようにしました。

中国語をやり始めたのは高校生からです。理由は世界のマーケットで最も強い言語の一だからです。個人的な練習方法としては、日本語とほぼ同じ方法でしたが、中国語の語彙はとても難しいので、毎日、中国語の語彙を10語ずつノートに書きました。1つの単語を3回ずつ書き、その単語から文章も作りました。また、中国語学習サークルにも参加し、最後の年にはサークルリーダーも務めました!

学習意欲の源は?

英語も日本語も、私がアクセントを学ぶのが好きだったことが一番のモチベーションです。だからメディアを使って新しいアクセントを学ぶのは全く苦になりませんでした。日本語に関しては、「日本に帰りたい」という思いも原動力となりました。実は高校生のとき、学校の研修でオイスカ高校(現オイスカ浜松国際高校)に2週間滞在しました。とても良い経験だったので、帰国後も下校時の景色が頭から離れなかったのです。そのため「大学生になっても日本に行きたい」という気持ちになりました。
中国語の場合、単位数が多いので、成績を上げることが初期のモチベーションでした。しかし、学び進めると、自己啓発への真剣な思いから、中国語のスキルアップを図ることができました。さらに、中国語の能力試験で良い点数を取れたことで、モチベーションが上がりました。

APU入学後はどのように語学を学びましたか?

APUでは、ほとんどの授業が英語と日本語の2ヶ国語で行われます。私は英語基準学生なので、英語が必須です。まずSSAW(Study Skills and Writing)という授業のおかげで、アカデミックライティングが身につきました。私は今日本に滞在しているので、授業に加えて独学でも勉強を続け、日本語を日常生活で使うようにしています。また、APUには大きな中国語コミュニティがあり、中国語が好きな私にとっては最高の環境です。このように、私はここで4言語のすべてを活用していると胸を張って言えます。
英語や日本語の練習をしたい人には、言語の"特殊講義 "という授業がすごく良かったです。この授業は、日本語と英語の2カ国語で行われました。授業では、調べたり、議論したり、発表したりするために、両方の言語を使わなければなりません。アカデミックな日本語に慣れるのに役立ちました。

言語習得のアドバイスはありますか?

初心者の方は、その言語を使ったりコミュニケーションを取ったりするのを躊躇しないでください。ひとつでいいので目標を立てて、それに向かって進んでください。目標を達成すれば、経験したことのない新しい世界が待っているはずです。

言語を学ぶ上で、書くことはとても効果的だと思います。時間はかかると思いますが、書くことで、脳はそれを見て、手はそれを覚えてくれるので、私にとってはとても合っていました。

最後になりますが、一番大切なことは、さっき説明したように「自分の好きなことをする」ことです。

おわりに

今回のインタビューしてみて、何不自由なく語学を使いこなしているように見えていた友人も、語学力を得るために相当な努力をしていることがわかりました。私も英語スキルをどんな場面でも対応できるレベルに高めたい一人なので、思わず感動してしまいました。それに、私が的確な言葉を見つけられないようなとき、Kodchaは根気よく付き合ってくれます。語学を学ぼうとする人は、苦労を分かち合えます。私も語学を学び始めた人には同じような優しさを心がけたいと思います。私たちの大学、APUには素晴らしい仲間がいるんです。

荒木 萌優
荒木 萌優

はじめまして!新しいことに挑戦することが大好きなAPS4回生です。日本語基準で留学経験のない純日本人です。国際生の友人たちと学術的な会話をしたいので、自粛期間を活かして英語の勉強をしています!今の状況が好転したら、またいろんなところに出かけるぞ~~!よろしくお願いします。




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