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卒業生インタビューVol.12「在学中からキャリアスタート、グローバルリーダーを目指して」

読了時間: 6分

ハムザさんは、日系チュニジア人のマルチリンガルなAPU卒業生(校友)です。2020年に国際経営学部を卒業後、ビー・エム・ダブリュー・ジャパン・ファイナンス株式会社で正式なキャリアをスタートさせました。インターン期間を含めると3年間BMWの社員として働いています。現在は、オペレーション部門のシニア・ビジネス・アナリストとして活躍中です。

【卒業生プロフィール】
氏名:藤澤ハムザさん
出身:チュニジア
卒業年:国際経営学部(APM)2020年
大学時代の活動:
グローバルビジネスケースチャレンジ(GBCC)のメディアマネージャー、
ビジネスケースコンテスト(BCC)
南カリフォルニア大学(USC)のビジネスケースコンテスト代表、
アナリティクス&マスセンターリーダー(AMC)、
レジデントアシスタント(RA)、ティーチングアシスタント(TA)

現職:ビー・エム・ダブリュー・ジャパン・ファイナンス株式会社. オペレーション部門 シニア・ビジネス・アナリスト

5カ国語が話せるそうですが、なぜそんなに多くの言語を学び始めたのですか?

アラビア語、英語、フランス語、ドイツ語、日本語を話すことができます。アラビア語はチュニジアの母国語ですし、フランスのカリキュラムの学校だったので、フランス語を小学校から学びました。家族の半分が日本人なので、日本語で話すことも多いです。ドイツ語は高校で選択科目として習いました。

語学学習の魅力は何ですか?

語学は人との距離を縮めてくれます。英語を母国語としない人と英語で話すと、時には見えない壁を感じることがあります。しかし、相手の母国語で話すと、より深く相手を知り、理解することができるのです。ですから、私にとって言語とは、他者とより深いつながりを持つためのツールなのです。

なぜAPUを選んだのですか?

私の母は日本人ですが、私は日本語が流暢ではなかったので、日本で生活し勉強することで日本語のスキルや知識を向上させたいと考えていました。そのため、日本の大学に留学することにしました。さらに最初は、祖父が通っていた「東大」の愛称で有名な東京大学に行きたいと考えていましたが、祖父はAPUのユニークさを私に教えてくれました。例えば、APUでは、他の科目と並行して受講できる日本語の授業に加え、ビジネスケースコンテストや海外インターンシップなど、実際に働く環境で学ぶ機会が用意されています。理論的な学習と実際の仕事の環境は同じではありませんし、APUは学生が教科書以上のことを学べるようにサポートしてくれます。私がAPUを選んだ理由は以上の通りです。

APUではどのようなスキルを身につけましたか?

最も重要な、プレゼンテーションスキルです。私はいま、月に一度程度で、経営陣の前でプレゼンテーションをする機会があります。授業やコンペティション、そしてコンサルタントの前でのプレゼンテーションのスキルはすでに習得しているので、私はこのプレゼンテーションが大好きです。入社して初めてのプレゼンで、COOU最高執行責任者)から「コンサルタントとしての勤務経験があるのか」と聞かれたほどです。このとき、自分のスキルがいかに貴重なものであるかに気づかされました。

学生時代からビー・エム・ダブリュー・ジャパン・ファイナンス株式会社に入社した経緯を教えてください。

私は、イノベーション・経済学が専攻で、国際経営学部(経営学)の学位を取得して卒業しています。私の卒業論文は、ポンプやバルブとサービスを専門とするドイツのKSB社でのインターンシップに関するもので、業界の革新的なトピックと、関連の最新のトレンドに基づいて執筆しました。
そのインターンシップ終了後はすぐ日本に帰国し、ビー・エム・ダブリュー・ジャパンでインターンシップを開始しています。半年インターンとして勤務してそのままビー・エム・ダブリュー・ジャパン・ファイナンス株式会社に正社員として入社しました。

業務内容はどのようなものですか。また大学での学びは仕事に活かされていますか?

社内のデータ分析に関するトピックを統括し、クラウドデータウェアハウスなどの新しい分析イニシアティブの導入や、Tableauなどの新しい分析ツールを習得するための社内トレーニングやサポートを行っています。また、データガバナンスを監督し、データガバナンスのフレームワークと戦略を設定し、社内でそれが実施されているかどうかを監視しています。社内のワークフローをデジタル化して紙の使用をなくすためのシステムを導入するプロジェクトの、マネージャーを務めています。
学生時代からAPUで勉強していたおかげで、数学とプログラミングの基礎が身に付き、現在の仕事にもつながっています。リスクアナリストとして入社し、ほとんど実務で学びました。その後、オンラインクラスを受講し、試行錯誤を繰り返し、遅くまで仕事をしながら自分の仕事について学びました。また、仕事後の自己研鑽や、職場の専門家や先輩にコンスタントに話を聞くことで、現職でのパフォーマンスアップにつながっています。

イノベーションに取り組むきっかけは何だったのでしょうか。

入社当初はイノベーションに携わることはないと思っていましたが、1年目から社内で新しいアイデアを出すチャンスがあり、それに触発されました。何度も挑戦して、昨年役員に自分のアイデアを提案することができました。そのアイデアとは、デジタル変革によって職場の非効率性を解消し、ワークフローのなかの紙をなくすというものでした。

この社内の実践的取り組みの結果、私はミュンヘンで開催された「One Young World サミット2021」という、持続可能性やイノベーション、持続可能な開発目標に注力する世界の若いリーダーたちのためのサミットに参加することができました。私はビー・エム・ダブリュー・ジャパンから初めて参加した代表メンバーであることを光栄に思いますし、サミットのテーマは私の業務課題ともとても合致していたと思います。

近い将来の計画について少し教えてください。

将来的にはビー・エム・ダブリュー・グループの日本以外の国でも働いて、様々な人々と多様な知識を分かち合いたいです。国際的な経験や、オープンマインドで安定したビジョンを持ってビジネスをリードできるようなグローバルリーダーになるという私の目標の実現にきっと役立つでしょう。
また、多様な環境や多様な人達と仕事をすることで、ビジネスをさまざまな角度から理解し、組織内の変革を促すことができると思います。
その上で、学術的な観点からビジネスをよりよく理解できるように経営学かデータアナリティクスの修士号を取得したいと思います。

最後に、学生へのアドバイスをお願いします。

自分が夢中になれることをやって、様々な活動に打ち込むAPUでの生活を楽しんでください。それが“Shape your world”にきっとつながりますよ。

Loop.A.S. インタビュアー

名前: 礒谷有彩
学部: 国際経営学部(APM)
こんにちは:) APM3回生の礒谷有彩です!現在はダブルディグリープログラムに参加していて、フランスのNEOMA Business Shoolで勉強をしています。来年の1月からオランダでのインターンシップが始まるので、旅立つ前にフランスのワインを全て試すのが目標です。この活動を通して、多くの人にAPUの卒業生の素晴らしさを知っていただけると嬉しいです!

名前: ラヌル コツウェゴダ
学部: 国際経営学部(APM)
こんにちは!私はAPM4回生のラヌルです。学生のキャリアをサポートするのが好きです。この記事がお役に立てれば幸いです。よろしくお願いします!

Loop.A.S.
Loop.A.S.

”LOOP”で始まる名前が物語るように、学生団体「Loop.A.S.(ルーパス)」は、APUの卒業生(校友)と在校生を結びつけ、様々な活動やイベントを通じてAPU生にチャンスを広げることを目指して活動しています。APU校友会と協力して、校友と学生が出会い、知識を共有し、在学中や卒業後のより良い生活について理解を深められるような機会を作っています。
学生ブログでは、Loop.A.S.による校友へのインタビュー記事を転載しています。




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