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海外交換留学ノススメ!:ウィーンの魅力と暮らし編

読了時間: 6分

みなさんこんにちは。SPAメンバーでアジア太平洋学部3回生、現在留学中の島村真菜理です。今春からAPUの交換留学制度を利用し、1年間の留学を楽しんでいます!そこで今回は、留学先である音楽の都ウィーン(オーストリア)に半年住んで感じたことなどをシェアしていきたいと思います!!また、今後も留学関係の記事を更新していく予定なので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね!

ウィーン

ドイツ語圏の国、オーストリアの首都。日本では音楽の都として名高いため、音楽留学をする人やクラシック好きの観光客などが多い。

ウィーンの魅力的なポイント5選!

1美しい街並み

なんとも美しい装飾が施された街並みには感動しました。ウィーン国際空港に到着して、電車で市内中心部に向かったのですが、地下鉄から地上に出てきたときの感動は今でも忘れられません。日本とは全く異なる情景に、最初の一か月はよく道端で写真をパシャパシャ撮っていました。
教会や王宮、美術館や劇場などの歴史的建造物、市庁舎や国会議事堂などはもちろん、それらに負けないくらい一般の住居やオフィスがとても美しく、かなり歴史のあるの建物が多いです。古い建物のらせん階段の真ん中に設置されたエレベーターなどは、ほとんどが一人か二人乗りでなかなかスリルがあります。街の郊外に行くとモダンで斬新なデザインのビルが沢山立ち並んでいます。

2豊かな芸術

別名「音楽の都」ともいわれるウィーンは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を始めたくさんの楽団が存在しており、ウィーン楽友協会では毎日のようにコンサートが行われています。楽友協会の会員になると安くチケットが購入できるので、私はそのチケットを購入しよく足を運んで楽しんでいます。そのほかにもオペラハウスや劇場が至る所にあり、観劇はもちろんガイドツアーなどで内部を見学することも可能です。

3あふれる多文化

インド料理、ベトナム料理、ペルシャ料理、そして寿司。
首都ということもあり他国の文化にもとても寛容的で、街中でもよくアジア料理店を見つけます。最近ではペルシャ料理を食べたり、ベトナムのフォーを食べたり…。逆にオーストリア料理店はそこまで多くない印象です。街を歩くとさまざまな言語が耳に入って来たり看板で目にしたりします。住んでいる人も様々な人がいて、見た目だけではどこの国の方なのかわからないことがほとんどで、様々な宗教の行事もあり、歩きながら街を観察するのもとても面白いです。

4周辺の国へのアクセスの良さ

オーストリアはドイツ、チェコ、スロバキア、ハンガリー、スロベニア、イタリア、スイス、リヒテンシュタインの8か国と隣接する中欧の国です。とくにスロバキアの首都ブラチスラバへはウィーンから電車で1時間程度、往復8ユーロ(約1000円)で日帰り観光ができます。またチェコやハンガリーへもバスや電車で4時間程度で気軽に行くことができます。ヨーロッパはバスや電車、そして飛行機にも格安の運航会社が数多く存在し、とても旅行がしやすく、特にEU間では国境の往来が自由なため、隣の都市に行く感覚で隣の国へ行けることが、日本人にはなんとも不思議な感覚です。それぞれの都市で似ているところもあれば、建築や文化、通貨や言語そして物価など、少しずつ異なるところもあり、共通点や相違点を探すのも楽しいです。

左上 チェコのプラハ城からの眺め
右上 ハンガリーのブダ城
左下 イタリア/ベネチアのゴンドラ
右下 スロバキアのブラチスラバ城
5住みやすい街第1位

イギリスの「エコノミスト」誌が発表した2022年最も住みやすい都市ランキングで、1位に返り咲いたウィーン。実際に半年住んでみて文化や芸術が豊かで、交通機関もトラムや地下鉄、バスが円滑に運行されていてとても使いやすいです。海外では水道水をそのまま飲めるところは少ないと言われていますが、ウィーンでは水道水が飲用可能で、街中のいたるところに公園があり、とても緑であふれています。そして治安もあまり悪いという印象はなく、夜でも明るい通りであればそこまで危険を感じることはなく、スリにあったという話を聞いたことはないです。それでも席を立つときは荷物を持つ、カバンの持ち方に気を付けるなど常に必要最低限の意識は忘れないように心がけています。
オーストリアはドイツ語圏ですが、現地の人は英語を話せる方が割と多いので、英語で聞くと英語で答えが返ってくることが多く、とても助かります。また、ヴィ―ガン料理やBIO商品(オーガニック食品)など、食の面でも進んでいると感じます。

ちょっと不便!?と思ったところ

1物価が高い!

もともと物価が高い国ではありますが、ウクライナ侵攻の影響で日に日に物価が上がっています。食料はもちろん、家賃も上がっているので節約に気を遣っています。外でご飯を食べると高額になるので何もない日は自炊を心掛けています。

2お店の閉まる日曜日

日本と違って、日曜日はレストランや土産店、観光地以外は店が閉まってしまいます。そのため金曜日や土曜日に買い物をし忘れると痛い目を見ます。また、コンビニエンスストアのような24時間営業の店もほとんどないので、買い物をする時間に気を付ける必要があります。

3たまに中心部でデモ?

リング通りという中心部の通りで、週末にデモなどがあるとトラムが運行しなくなります。私は、一度それでコンサートに遅れ、30分泣く泣く扉の外で演奏を聞いたことがありました。ウィーンへ来た当初はワクチン接種が義務化されていたので、ワクチン反対デモや反戦デモがよく行われていましたが、最近は減ってきたような気がします。しかしたまにPRIDEウォークやマラソンなど魅力的なイベントもあったり、馬車が通っていたり、何かとイベントが開催される楽しい通りでもあります。

4エアコンがない

季節が変わるにつれて感じた一番の悩み、それはエアコンがないこと。一般家庭にエアコンがなく、部屋にはヒーターしかないというのがほとんどです。今夏のヨーロッパへの熱波で日中は部屋にいられません。ですが、じめじめした暑さではないため外の日陰は案外涼しいです。暑い日には公園や川で涼む人、ジェラートを食べてる人、テラス席で料理を楽しむ人など、ヨーロッパスタイルの夏の涼み方を見て徐々に真似をしているところです。

さて、今回はウィーンでの暮らしについてシェアしました。正直なところ半年がたちやっと慣れてきたという感じです。渡航前はもちろん、到着直後はワクチンの接種を証明するグリーンパスが手に入らず、さらにはウクライナ侵攻が始まるなど不安な点もとてもありましたが、それ以上に肌で感じて学ぶことが沢山あって毎日が新鮮です。

次回からは大学での勉強や他の国に留学したAPU生のインタビュー記事を出す予定です!
読者の方々にも伝わるよう、これからも様々な記事を書いていきます。
ではまた!Bis Bald!!(ドイツ語で「また会いましょう」)

島村 真菜理
島村 真菜理

こんにちは、4回生の島村真菜理です。旅行が大好きで昨年はヨーロッパ15カ国巡りました。今年はアジアと国内を旅するぞ〜。APUや別府では面白いことだらけ!記事を通してその魅力をお届けします!




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