2. サステイナビリティ観光学部について
サステイナビリティ観光学部(ST)が目指す人材育成目的や方針について説明します。
232023カリキュラム
- ①2023年度以降に新入学生(1セメスター回生)として入学した学生
- ②2024年度以降に2回生編・転入学生として入学した学生
- ③2025年度以降に3回生編・転入学生として入学した学生
人材育成目的
サステイナビリティ観光学部は、社会学を基盤としたカリキュラムおよびキャンパス内外における様々な社会の活動主体と協働した学びを通じ、社会と地域について学問横断的に理解し、持続可能な社会の形成と観光に関する基礎的・専門的知識を修得し、論理的・批判的な思考、定性的・定量的な分析、問題解決および異文化環境におけるコミュニケーションや協働の力を身に付けることで、様々な社会課題に対処でき、 世界市民としての責任感に基づいて行動できる人材を育成することを目的とする。
学位
学士(サステイナビリティ観光学)
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
サステイナビリティ観光学部は、学則に定めた教育研究上の目的を達するため、卒業要件を定めるとともに、卒業時に修得すべき学修成果として以下の3点に整理する。
- (卒業要件)
-
- 所定の期間在学し、以下に定める履修要件を満たし、要卒科目を合計 124 単位以上修得すること。
- 共通教育科目 40 単位以上の修得。ただし、以下の要件を満たすこと。
- ①日本語基準学生は英語科目24単位以上、英語基準学生は日本語科目16単位以上の修得。ただし、入学時の言語運用能力によって、英語科目、日本語科目の免除制度を別に設ける。
- ②学部指定の必修科目8単位の修得。
-
サステイナビリティ観光学部専門教育科目62単位以上の修得。ただし、以下の要件を満たすこと。
- ①必修専門教育科目6単位の修得。
- ②観光学分野科目のうち、5科目10単位以上の修得。
- ③持続可能な社会分野科目のうち、5科目10単位以上の修得。
- ④最終成果科目のうち、2単位以上の修得。
-
⑤
オフキャンパス・プログラム科目のうち、2単位以上の修得。
- 日本語基準国内学生は英語で開講される共通教養科目もしくは専門教育科目20単位以上の修得。
- なお、詳細な履修要件は、学部則に定める。
- (学修成果)
-
- 1. 持続可能な社会の形成と観光に関る専門知識を修得する
-
- 1-a. 社会と地域について学問横断的に理解することができる。
- 1-b. 持続可能な社会と観光についての基礎知識を身につけている。
- 1-c. 持続可能な社会と観光についての専門知識を身につけている。
- 2. 課題解決のためのリテラシーを修得する
-
- 2-a. 論理的・批判的に思考することができる。
- 2-b. 定性的、定量的に分析することができる。
- 2-c. 持続可能な社会と観光に関する問題解決能力を発揮することができる。
- 2-d. 異文化環境においてコミュニケーションや協働ができる。
- 3. 世界市民としての責任感を身に付ける
-
- 3-a. 持続可能な開発に関する規範に沿って、行動することができる。
- 3-b. 「世界観光倫理憲章(GCET)」に沿って、行動することができる。
教育課程編成方針・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
- (1) 教育課程編成方針
-
- (科目配置:共通)
-
- 共通教育科目、専門教育科目に区分し、これを4年間に配当して編成する。
- (科目配置:共通教育科目)
-
- 共通教育科目は言語教育科目および共通教養科目に区分し、言語教育科目は英語科目、日本語科目、AP言語科目(中国語、韓国語、マレー・インドネシア語、スペイン語、タイ語、ベトナム語)および特定講義科目に区分する。
- 共通教養科目は、APUリテラシー分野、学部専門入門分野、世界市民基盤分野から構成される。
- APU リテラシー分野は、本学の学生として必要な国内外の知識を深め、本学の多文化環境を最大限に活用して学びを深めていくための方法論を修得するための科目群とする。
- 学部専門入門分野は、各学部での専門的な学びの導入となる科目群とする。
- 世界市民基盤分野は、学部専門教育の枠組みに収まらない多様な科目群とし、人文科学・社会科学・自然科学の諸領域にわたる豊かな知識・教養を涵養するために配置する。
- (科目配置:専門教育科目)
-
- 専門教育科目は、アカデミック・スキル科目、演習・最終成果科目、オフキャンパス・プログラム科目、学部共通科目、観光学分野科目、持続可能な社会分野科目に区分する。
- アカデミック・スキル科目は、本学部で学修する上で必要となるアカデミック・スキルを修得するための科目群とする。
- 演習・最終成果科目は、学生の興味・関心に基づき演習形式で深めていく科目群とする。
- オフキャンパス・プログラム科目は、学外における実習を含む科目群とする。
- 学部共通科目は、観光および持続可能な社会の両分野に共通する、課題解決のために重要な分野の科目群とする。
- 観光学分野科目は、観光学分野の専門科目群とする。
- 持続可能な社会分野科目は、持続可能な社会分野の専門科目群とする。
- (カリキュラム・マップ)
-
カリキュラム・マップ(科目と修得できる力の対応表)は、APUホームページで公開。
- (2) 教育課程実施方針
-
- (授業科目の開講)
-
- 英語、日本語のどちらを修得しても入学でき、反対言語を学修しつつ、どちらの言語でも卒業ができるよう、サステイナビリティ観光学部学部則記載科目を原則として日英2言語でそれぞれ開講する。
- 大学および本学部が掲げる方針にしたがって、オフキャンパス・プログラムの開講拡充を進める。
- 全ての授業科目は、学生の体系的学修を最大限に可能にする学期・曜日時限に開講する。
- (授業科目の運営)
-
- 全ての授業科目は、大学設置基準、学則および学部則を遵守し、授業科目の方法に応じて、当該授業科目による教育効果、授業時間外に必要な学修等を考慮して運営するものとする。
- それぞれの授業科目は、当該授業科目がカリキュラム・マップにおける位置付けを踏まえて、当該授 業科目において学生に身につけさせる学修目標(Learning Goals)および学修目的(Learning Objectives)を確実に学生が習得するようにシラバスを設計し、当該授業科目を運営するものとする。
- 全ての授業科目は、APU の多文化環境を教育に十分に活用して、双方向かつ国際学生・国内学生が協働する「多文化協働学修」を追求する。
- 授業科目を担当する教員は、授業評価アンケート、成績評価問い合わせ、補講など、授業科目の運営に関して定められた諸制度を遵守しなければならない。