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APU MeWe – 学生のメンタルヘルスとウェルネスをサポート

読了時間: 5分

慣れ親しんだ環境や愛する人たちから離れて暮らす留学生活には、ストレスがつきものです。セルフケアも大切ですが、時には仲間の存在も必要です。

Phuoc Annie Hoangさんはエネルギッシュで楽観的なベトナム出身のAPM4年生です。テクノロジーと創造性に情熱を注ぐAnnieさんは、2021年に多国籍なメンバーと一緒に、学生のメンタルヘルスと健康をサポートする「APU MeWe」を立ち上げました。

APU MeWe代表のAnnieさん

APU MeWeとは?

APU MeWeのインスタグラム

APU Mental Wellness (MeWe)は、APU学生の心の健康とウェルネスのためのファーストチョイスになることを目指した、学生主導の共同プロジェクトです。強い情熱を持って、APUでの時間を最大限に活用し、学生があらゆる面でサポートされる、特にメンタルヘルスの問題でより良いコミュニティになることを目指しています。

また、Project B*には、事業拡大のための資金援助や社会的認知度向上のための支援が選ばれています。

* Project Bについては: https://www.apu.ac.jp/studentsupport/extracurricular/support/type_b/

APU MeWeのメンバー

APU MeWe の取り組み

APU MeWeは大きく分けて3種類のオンラインイベントを運営しています。

1. ウェルネス・リテラシー

双極性障害や不安障害など、メンタルヘルスに関するトピックは専門的で馴染みがないため、よりわかりやすい情報に変えて、さまざまなプラットフォームを通してAPU学生に向けて発信しています。

Instagram: https://www.instagram.com/apu.mewe/
Facebook: https://www.facebook.com/apu.mewe/

2. コミュニティ・イベント

MeWeは、学生が集まって意見を交換したり、メンタルヘルス関連の活動に積極的に参加したりできるようにプラットフォームを作りました。最大のイベントは "Let's talk "というイベント名で、各回に与えられたテーマについて深く掘り下げて学生に意見を求め、ストと参加者の活発な議論が行われました。

2021年はこれまでMental Health Awareness Week(5月10日~16日)と6月18日の自己否定に関するイベントを開催し、参加した学生の合計は60人を超えました。

3. バディーズによる個別相談

MeWeでは、ピアサポートによる個別相談にも対応しています。マンツーマントレーニングを受けたスタッフや "MeWeバディ "に、個人的な悩みを共有することができます。"MeWeバディ "は、温かくで心地よく完全にインクルーシブな環境作りに努めています。学期が始まったら、予約受付が開始されます。ご期待ください。

ここからはMeWeの創業者であるAnnieへのインタビューです。

このプロジェクトを始めたきっかけは何でしょうか?

Annie:以前から学生の本当の気持ちに触れたいと思っていました。学生の中には、自分の気持ちを表現する機会がなかったり、表現方法がわからなかったり、表現する相手がいなかったりする人もいるのです。私がカナダで交換留学をしていたとき、カナダの人たちがメンタルヘルスに精通していてとても驚きました。授業の多くは、体調が悪いときは教授に相談して授業を休めました。
これは本当に画期的でした。私は、「良いことでも悪いことでも、自分の気持ちを共有しても良い。」という考え方をAPUのコミュニティに伝えたいと思いました。

カナダUBCに留学中のAnnieさん

そんな私自身の経験を経て、この思いがさらに膨らんだのは、コロナ禍で予期せずカナダでの交換留学が中止になったときでした。急に日本に帰ってこなければならなくなり、その時は日本に家もなければ、母国に帰ることもできないという状態でした。いろいろなことがありましたが、幸い私を支え励ましてくれる友人たちのおかげで、その苦しい時期を乗り越えられました。私が経験したような大変な思いを誰もが経験しないことを願ってはいますが、少なくとも私は、友人たちが私を支えてくれたように、何かあったときにはその人たちに寄り添いたいと思いました。それが、2021年の初めにAPU MeWeを立ち上げた理由です。

プロジェクトを通して学んだことはありますか?

Annie:私は、一つの物事を見るにしても、様々な見方があることに気づきました。一つのテーマに対する個人の見方は、様々な個人的な経験に影響されます。ですから、正解はありませんし、すべてに適した方法があるわけでもありません。例えば、ストレスの解消法です。ある人はたくさん食べ、ある人は眠り、ある人は人付き合いを選びます。そのため、メンタルヘルスへの対処法は一方的に教えるのではなく、最善の結果を導くためのプラットフォームを提供し、促進すべきだと思います。

“"物事には、様々な見え方がある"”
- Annie

他の学生へのメッセージをお願いします。

Annie:私は皆さんに、自分についてもっと知る機会を作ってほしいです。特に、助けが必要なときは、自分にチャンスを与えて、他の人に助けてもらってください。実は、私はとてもシャイで独立心の強い人間なので、心を開くことは苦手でした。でも、たくさんの人と出会って、少しずつ自分の悩みを打ち明けられるようになりました。もちろん、すべてを共有しているわけではありませんが、誰かがあなたをサポートし、そばにいたいと思う環境にいると、とても癒されます。APU MeWeは、あなたにそんなチャンスを与えられます。

APU MeWe代表Annieさんとのインタビュー

APUコミュニティを向上させるこのようなポジティブなプロジェクトを始めたAnnieさんに感謝しています。Annieさんの好きな言葉 "Magic in the Mundane (ありふれた日常の中にある魔法)"のように、私たちも自分の気持ちを大切にしながら、いつも前向きでいられるといいですね。

Nichakorn Kurpipat
Nichakorn Kurpipat

サワディー!(タイ語の挨拶です!)私は国際経営学部4回生、SMO(専門経営戦略と組織)専攻のピムです。私は自然にふれたり、インスパイアリングな生活を送る人に話を聞いたりするのが大好きなので、それを私の楽しく晴れやかな生活を送るための原動力にしたいです。ぜひ素敵な話題を共有させてくださいね!




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