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マレーシア【プラナカン文化】-大分合同新聞「APU発世界の窓」

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生活と融合する華やかさ

伝統的なプラナカンハウス。多くは1階がショップになっている
伝統的なプラナカンハウス。多くは1階がショップになっている

春休みに訪れたシンガポールで私は、パステルカラーの家並みに目を奪われた。外壁は淡いピンクや青、緑に彩られ、精巧なタイル、花柄の彫刻が施されていた。それは「プラナカンハウス」と呼ばれる伝統建築だった。この独特なデザインのルーツを知りたくて、同じ文化圏であるマレーシア出身のキロに尋ねた。

現在、マレー系、中華系、インド系など多様な人々が暮らすマレーシア。中でも15世紀ごろ、マレー半島に渡った中華系移民が、現地の文化と交わることで生まれたのが「プラナカン文化」だという。

19世紀になると、海洋貿易で栄えた都市では、ヨーロッパ様式が取り入れられ、より華やかに、より豊かに育まれていった。その融合は建物だけでなく、衣装や料理にも見られる。

鮮やかな色が特徴のプラナカンスイーツ
鮮やかな色が特徴のプラナカンスイーツ

キロは、これらが色濃く残るペナンをよく訪れ、料理やカラフルなスイーツを楽しむそうだ。「異なる文化が交じり合って新しいものが誕生する。それはとても美しいことだ」と彼は言う。

話を聞きながら、文化とは固定されたものではなく、民族の移動や交流の中で形づくられてきたのだということに気付かされた。同時に、独自の生活様式をつくり上げた人々の歴史について少し理解が深まったように思う。

サイエド・ナキブ・シャハブディン

サイエド・ナキブ・シャハブディン
ニックネーム:キロ
アジア太平洋学部 1回生

(大分合同新聞2026年3月24日朝刊掲載)

学生広報スタッフSPA(Student PR Assistants)は、APUと大分合同新聞による包括連携協定に基づき、2022年1月より、大分合同新聞朝刊「くらし・文化」面へ、インタビュー記事を連載中です。学生ならではの視点で、各国の文化やその時に気になる話題などを等身大でご紹介していきます。新聞読者層や、APUを目指す高校生などの、世界への興味関心を高めるきっかけづくりや、プロの編集者と協働することによる学生のスキルの向上を目指しています。

青木 夏輝
青木 夏輝

こんにちは!アジア太平洋学部(APS)4回生、国際関係専攻(IR)のなつきです。APUで経験した面白いことや、新たな発見、出会いなど紹介して、皆さんの日々の生活にインスピレーションをお届けできればと思っています。よろしくお願いします!

(2026.3卒)




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