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韓国【今を生きる街】-大分合同新聞「APU発世界の窓」

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「生活の場」益善洞韓屋通り

韓国・ソウル中心部に位置する益善洞 韓屋イクソンドン ハノク通りは、朝鮮時代の雰囲気を残しながらも、現代の生活に自然と溶け込む独特の街並みを有する。この地域について、同国出身の友人ハルに話を聞いた。

益善洞には、1920年代に建てられた、伝統的な木造建築「韓屋」が数多く集まっており、街の中に張り巡らされた細い路地には、古い家屋をリノベーションしたショップが軒を連ねている。その特徴は、博物館や歴史展示施設のように「見るための空間」ではなく、人々が実際に歩き、食事をし、会話を交わす「生活の場」として存在している点だという。

今と昔が共存する益善洞韓屋通りを楽しむ
今と昔が共存する益善洞韓屋通りを楽しむ

また、ここを語る上で欠かせないのが、看板における言語の選択。カフェや飲食店、さらには海外ブランドでさえも、あえてハングル表記にしているそうだ。「単なるデザインではなく、韓国文化への敬意や誇りの表れだ」と彼は話す。

特に印象的だったのは、伝統と現代が対立せずに共存しているということ。それは、朝鮮時代からの「余白を大切にする美意識」「自然素材を生かす感覚」が、現代のコンテンツにも丁寧に継承されているからなのだろう。

〝昔らしさ〟と〝今らしさ〟、そしてその根底にある精神そのものを体感できるこの場所は、皆の心を引き付けてやまない。文化とは保存されるだけのものではなく、生活の中で使われ、受け継がれてこそ意味を持つのだと感じた。

チェ・ユンソクC

チェ・ユンソク
ニックネーム:ハル
国際経営学部 4回生

(大分合同新聞2026年1月27日朝刊掲載)

学生広報スタッフSPA(Student PR Assistants)は、APUと大分合同新聞による包括連携協定に基づき、2022年1月より、大分合同新聞朝刊「くらし・文化」面へ、インタビュー記事を連載中です。学生ならではの視点で、各国の文化やその時に気になる話題などを等身大でご紹介していきます。新聞読者層や、APUを目指す高校生などの、世界への興味関心を高めるきっかけづくりや、プロの編集者と協働することによる学生のスキルの向上を目指しています。

清末雪奈
清末雪奈

お笑いが大好きな国際経営学部(APM)4回生、清末雪奈です!自然豊かな国東半島からAPUに通っています。新たなことに挑戦する人や、何かに真剣に打ち込める人が多いこの大学に背中を押され、ライターを始めてみることにしました。精一杯頑張ります!




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