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留学を終えて、大変なことを乗り越える中で自分自身をさらに成長させることができました。私が成長を実感できたことを紹介します。
日本では周りが自然と話しかけてくれましたが、海外の生活では自分から動かないと何も始まらないということを痛感しました。積極的に自分から誘ったりイベントに参加したりすることで、人とのつながりが広がり留学生活がより充実したものになりました。
育った文化が違えば、コミュニケーションの取り方も違います。特に日本では察する文化があり7割程度の説明で理解してもらえることもあります。ですが海外ではお互い育った環境が違うからこそ、きちんと自分の意見を言葉で伝えることが重要だと思いました。特に誤解を生まないためにも、自分がグループワークでどのように貢献したのか、どんな考えを持っているかをきちんと主張することが求められます。最初は戸惑いましたが、自分の考えをバックグランドが異なる相手にも伝わるように伝える力はつきました。
また海外ではやりたいか、やりたくないかを頻繁に聞かれます。個人の意見を尊重する文化が根付いていて、たとえ面倒に感じることがあっても、自分の意志を持つことが当たり前なのだと感じました。
さらにスウェーデンでは移民が多く、友達も両親がイランの移民で、スウェーデン生まれであったため、これまであまり関心のなかった移民問題についてより身近に考えるようになりました。例えばスウェーデンの学校では両親の母語を学べる仕組みがあり、市が主催する移民歓迎イベントも行われています。一方で犯罪率の増加や移民と現地の人の分断といった課題もあると聞きました。移民の文化や言語をどう尊重し受け入れ体制を構築するのかというテーマは、これからの日本にも関わる重要な課題です。ヨーロッパに留学したことで自分の目で見て直接話を聞き、深く学ぶことができました。
留学を通じて新しい価値観にも触れました。スウェーデンでは友達とフィーカをしたり、散歩したり、一緒に料理をしたりと時間がゆっくり流れる感覚がありました。日本とは違う時間の使い方に最初は驚きましたが、徐々に心地よさを感じるようになりました。
現在は英語開講のゼミに所属しており、卒論も英語で書こうと考えています。留学が終わり伸びた英語力が戻ってしまうのではと不安でしたが、APUで積極的に英語開講をとり国際生と交流し、さらに英語力を向上させたいです。
留学中困難もありましたが、何よりとても楽しかったですし、思い切って留学して本当に良かったです。もし少しでも海外に興味があるなら、ぜひ一歩踏み出してみてください!
こんちには!サステナビリティ観光学部(ST)3回生のまなかです。本を読むことが好きでSPAに入りました。SPAではST1期生として学部の魅力や、24秋から行く予定のスウェーデン留学などについて書いていきたいです。よろしくお願いします。