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オックスフォード中心街への散歩は、気分転換に最適です。キャンパスから歩いて20分ほどの所にあるマグダレン橋を渡ると、一気に中世の街並みのような雰囲気が漂い始めます。オックスフォード大学の古い建物があちこちにあり、重厚な彫刻が施された柱や門が並んでいます。町のシンボルでもある鐘楼を通ると、ハイストリートという大通り沿いに、パブやカフェ、日用品店やお土産屋さんが見えてきます。私が行った時期はクリスマス前で人が多く、イルミネーションも点灯され、高揚した雰囲気に包まれていました。
大通り沿いには小さな路地への入り口がたくさんあり、その中の一つ、マートンストリートを入ると、ぐっと人気がなくなり、荘厳な建物が現れます。天皇陛下も留学していた、オックスフォード大学マートンコレッジを訪れました。各国のロイヤルファミリーがよく留学することで知られ、歴史の重みを感じる厳粛なたたずまいです。そこから徒歩数分のところにある、雅子様が留学されていたベリオールコレッジにも足を運んでみました。マートンコレッジと同じく13世紀に設立されただけあって、圧倒されるほどの歴史を感じる建物です。大学の街オックスフォードにいるんだな、と改めて実感しました。
12月に街中を歩いていると、ある通りで偶然、クリスマスマーケットが開かれているのを見つけました。歩行者天国に、電飾が施されたテントが並び、音楽が流れ、クリスマスの飾りやスイーツ、食器、アクセサリーなどが販売されていました。寒い中でしたが、多くの人がクリスマスマーケットでの定番であるホットチョコレートやホットワイン、チュロスなどを片手に、買い物や談笑を楽しんでいました。私はハンドメイドのお店で、とてもいい香りのする小さなキャンドルを買ってみました。使ってみるのが楽しみです。ロンドンのトラファルガー広場のクリスマスマーケットにも行きましたが、オックスフォードのクリスマスマーケットも、ロンドンに負けていないくらいの活気で、とても素敵な体験ができました。
オックスフォードに限らず、冬のイギリスは寒くて、陰気なイメージかもしれません。しかし特にクリスマス前は、町全体でわくわくを共有しているかのようで、冬ならではの楽しみを味わうことができました。オックスフォードの街はコンパクトで観光もしやすいので、みなさんもぜひ一度訪れてみてください!
オックスフォード中心部には、中世のような素敵な街並みが広がっています。奥の鐘楼は町のシンボルです。
オックスフォード中心街の大通り・ハイストリートには、様々なお店がひしめき合っています。
オックスフォード大学マートンコレッジのすぐそばにある、13世紀から続くThe Bearというパブ。天皇陛下も留学中によく行っていたそう。
偶然遭遇したクリスマスマーケット。後ろの建物がベリオールコレッジです。
オックスフォード大学マートンコレッジ。
こんにちは!アジア太平洋学部(APS)3回生、国際関係専攻(IR)のなつきです。APUで経験した面白いことや、新たな発見、出会いなど紹介して、皆さんの日々の生活にインスピレーションをお届けできればと思っています。よろしくお願いします!