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韓国人の友達の家に行くと、当たり前のようにあるキムチ。日本でもなじみ深いが、この辺のスーパーに並ぶものとでは味もこだわりも全然違う。
授業で仲良くなったスンヒョンは、キムチが大好き。実家では毎年、長く寒い冬に備え、自家製キムチを大量に漬ける「キムジャン」という行事をしていた。韓国人にとっては大切なイベントの一つだ。
スンヒョンの実家で漬けてあるキムチ。入れ物は衣装ケースだ。これでもほんの一部らしい
彼女の家では毎年15キロものキムチを漬ける。家族総出で1枚1枚丁寧に漬けていくが終わる頃には腰も肩もクタクタ。家には普段使いの冷蔵庫とは別に、キムチを保存するためだけの冷蔵庫があるらしい。
話を聞いただけでキムチ愛が伝わってくる。私なんかは「キムチなんてスーパーで買えば…」と思ってしまうが、なぜそこまで家庭で漬けるキムチにこだわるのか?
スンヒョンは「キムチは家庭によって少しずつ味もこだわりも違う特別なもの。自分の家庭で代々受け継がれてきた味を大事にしたい」という。
家族一丸となって共有する時間を大事にし、家庭の伝統や味を重んじる韓国人の姿勢に深く敬愛の念を抱いた。
チェ・スンヒョン
国際経営学部3回生
韓国
(大分合同新聞2023年8月22日朝刊掲載)
学生広報スタッフSPA(Student PR Assistants)は、APUと大分合同新聞による包括連携協定に基づき、2022年1月より、大分合同新聞朝刊「くらし・文化」面へ、インタビュー記事を連載中です。学生ならではの視点で、各国の文化やその時に気になる話題などを等身大でご紹介していきます。新聞読者層や、APUを目指す高校生などの、世界への興味関心を高めるきっかけづくりや、プロの編集者と協働することによる学生のスキルの向上を目指しています。
お笑いが大好きな国際経営学部(APM)3回生、清末雪奈です!自然豊かな国東半島からAPUに通っています。新たなことに挑戦する人や、何かに真剣に打ち込める人が多いこの大学に背中を押され、ライターを始めてみることにしました。精一杯頑張ります!