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卒業生インタビューVol.13「オーストリアで活躍するAPU卒業生に遭遇!」

読了時間: 4分

みなさんは、世界は狭いと感じたことがありますか?
現在、私はオーストリアのウィーンに交換留学中です。現地で日本人コミュニティーサッカーに参加する機会があり、そこでたまたま声をかけた方が、なんとAPUの卒業生でした。私はびっくりしすぎて何度も『APU卒業生ですか?』と確認してしまいました。世界は狭いと強く感じましたし、目の前のAPUの先輩がウィーンで活躍していることに夢は無限大だとも感じました。そんな偶然の出会いから、なぜ今ウィーンにおられるのかを知るため、2017年卒業の中家大貴さんの学生時代、仕事、就活について詳しく聞いてみました。

【卒業生プロフィール】
氏名:中家 大貴さん
出身:日本
卒業年:国際関係学部(APM)2017年
大学時代の活動:海外交換留学、サッカー部、温泉旅館でアルバイト、ビジネスコンテスト参加
現職:HS Timber Group GmbH 営業部

APUの学生時代で印象に残っていることはなんですか。

大きな思い出のひとつはノルウェーに1年間の交換留学をしたことです。全く違う世界で歴史や文化を学んでみたいという理由から、ヨーロッパへ留学しました。
留学中はさまざまな国からきた友達と一緒に過ごし、楽しかったです。授業がないタイミングに、他の国に旅に出たことが1番の思い出です。APUではサッカー部に所属していたこともあり、夢でもあったヨーロッパの本場サッカーの試合をイギリスに見に行ったことも楽しかったです。旅に出ることで、様々な環境に触れたこと、旅先で出会った方と食事をしたりする機会があったことは貴重でした。

気になるオーストリアでのお仕事について聞かせてください。

卒業後には、ヨーロッパで働きたいと思っていました。交換留学の経験からヨーロッパの雰囲気や環境を忘れられず、日本とヨーロッパの架け橋となれるような仕事に携わりたいと就職活動を進めました。オンラインで調べた会社に応募し、最終的には4回の面接を経て、ウィーンでの就職が決定しました。

HS Timber Group GmbHとはどのような会社でしょうか。

HS Timber Group は、オーストリアにルーツを持ち、中央および東ヨーロッパ、特にルーマニアに強いルーツを持っている木材加工会社です。オーストリア、ドイツ、フィンランド、ルーマニアに展開し、約 3,500 人の従業員がいます。木材を加工し、世界中の工業顧客に供給しています。気になる方は調べてみてください。

具体的にどのような業務を担当していますか。

部署は営業部で、役職は日本マーケットのセールス担当をしています。仕事にやりがいがあり、楽しく働いています。基本的に職場では英語でやりとりしていて、たまにドイツ語でも会議があります。もちろん日本企業との取引では日本語でやりとりをしており、日本企業との繋がりも強いです。出張の機会もあり、先月は、ルーマニアに訪れ、日本にも2週間戻り、日本食もたくさん食べました。

オーストリアの企業で働いてみて感じたことはありますか。

当然、職場の環境は日本と全く異なります。例えば、自分自身に任される役割が多く、責任を持って仕事をしています。仕事をする手順などが決まっていないため、自分で考えて、動く場面が多いです。驚かれることとしては、固定給が定まっておらず、自分で金額を提示する形となっていることと、残業が全くないことです。金曜日に関しては、昼までの出社です。残業代は出ないため、時間通りに仕事を終えることが前提となっています。

就活について何かアドバイスがあればお願いします。

とにかく自分が何をやりたいのか考えることです。APU生は特にいろんな活動をしている人が多いと思うので、大学での経験や学びを得て何をやりたいのか考えてみることが大事です。実際に、海外で働きたい人は、ネットですぐに調べられるので、情報も集めて、応募してみることが大事だと思います。

おわりに、APU大学生活で1番大事だと思うことはどんなことですか。

APUでしか味わえない国際的な環境を生かすことです。特に、様々な国や地域の人との関わりを通して、文化や考え方を知ることです。英語のグループワークやプレゼンを一緒にやる機会が一番学べるチャンスだと思います。課題のために国際生と一緒にいることで、学びがあると思います。
貴重な大学生活だと思うので、失敗を恐れず、挑戦してみてください。

SPAより

今回はウィーンで中家さんに取材をさせていただきました。APUの後輩ということで、食事に連れていっていただき、生活面のアドバイスもいただきました。素敵な先輩と出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

お話の中で驚いたこともたくさんありましたが、私の印象に残った中家さんの言葉は「思い立ったら、すぐ行動」、「やりたいことをとことんやる」の2つです。また、大学生活は特に時間があるので、チャンスなんだとも思いました。中家さんも、さらに日本とヨーロッパの架け橋となれるように、これからも違ったことにも挑戦してみたいと意気込んでおられました。
「思い立ったら、すぐ行動」、「やりたいことをとことんやる」を意識して、皆さんも自分のやりたいことに向かっていきませんか。

中家さん、本当にありがとうございました。

土井 航大
土井 航大

はじめまして!別府温泉道名人APS4回生土井航大です。YouTuberとしてAPUでの国際交流、旅、留学など、新しいコンテンツを発信中! SPAの活動を通してAPU生にとって有益な情報、そしてAPU以外の高校生や保護者などの多くの人に読んでもらえるように発信していきたいと思います!!




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