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大統領は元サッカー選手 ー大分合同新聞「APU発世界の窓」

読了時間: 2分

ふとバーに「何でリベリアではサッカーが有名なの?」と聞いてみると「あるサッカー選手の影響かな? 今は大統領だけど」なんて想定外な答えが返ってきたため、私は思わずポカンとしてしまった。

リベリア共和国のジョージ・ウェア大統領は、アフリカ人で唯一FIFA最優秀選手賞を受賞した世界的名プレイヤーで、多くのリベリア国民に愛されている人物である。

サッカーはリベリアでそれだけ影響力もあり、最も人気のあるスポーツだ。私の友であるサッカー好きなリベリア人、バーもサッカー選手を夢見て地元のチームでプレーしたり、よくレストランなどに行っては中継を見たり、またある時はスタジアムへ出向いて見に来た人たちと一緒に一喜一憂したりしながら観戦するのがとても楽しかったらしい。その話を聞いて、誰かを応援したりする気持ちは万国共通なんだと改めて感じた瞬間でもあった。

また、バーはなでしこジャパンのプレーが好きで、特に2011年ワールドカップで強敵相手に優勝したとき、とても感銘を受けたという。違う国の人が自国のチームについて熱く語っている姿を見て、不思議とうれしくなった。日本から遠く離れた国とも繋がっているスポーツはやはり素晴らしいものなのかもしれない。

バー モハメド ティー
アジア太平洋学部2回生 リベリア出身

(大分合同新聞2022年3月22日朝刊掲載)

学生広報スタッフSPA(Student PR Assistants)は、APUと大分合同新聞による包括連携協定に基づき、2022年1月より、大分合同新聞朝刊「くらし・文化」面へ、寄稿連載中です。学生ならではの視点で、各国の文化やその時に気になる話題などを等身大でご紹介していきます。新聞読者層や、APUを目指す高校生などの、世界への興味関心を高めるきっかけづくりや、プロの編集者と協働することによる学生のスキルの向上を目指しています。

島村 真菜理
島村 真菜理

こんにちは、島村真菜理(2024年3月卒業)です。旅行が大好きで昨年はヨーロッパ15カ国巡りました。今年はアジアと国内を旅するぞ〜。APUや別府では面白いことだらけ!記事を通してその魅力をお届けします!




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