2011/1/31

社会連携セミナー 功能氏講演 開催報告

2011年1月12日(水)、ARUN LLC.代表 功能聡子氏をお迎えし、『新しい国際協力のスキームに向けて:社会的投資を通してのエンパワーメントと持続的発展』と題した社会連携セミナーを行いました。

*ARUNは、カンボジアなど途上国において社会的投資、投資企業への経営・技術支援を行う企業で、ARUNという言葉はカンボジア語で“夜明け”を意味しています。

動画(WMV)


長く続いた戦争により最貧国のひとつであったカンボジアは、1990年代以降、外国から集まってくる援助によって復興と開発の道を歩み出しました。そして開発の進展とともに、いつしかそれら外国からの援助に頼らずにはいられない体質が形成されていきました。自立的・自律的な活動こそが持続的な社会の発展を支え、人々の生きる手ごたえにつながるなら、一方的な資金援助による開発支援からは脱却する必要がある。ARUNが注目したのはその点でした。

ARUNは、寄付でもなく、単なる投資でもない“社会的投資(=社会的企業への投資)”を行うとともに、循環的・相互依存的な援助の仕組みを構築しながら途上国の発展を支援しています。財務、ガバナンス、投資リターンなどのいわゆる事業性基準に加え、社会性基準:起業家の社会的価値創出へのコミットメント(雇用創出、地域への貢献等)や社会的リターンを、その投資基準に設定している点が特徴です。また従来、商業金融機関が対象としてきた大規模企業や、マイクロファイナンス機関が対象とする小規模企業ではなく、“ミッシングミドル(これまで資金提供者が不在であった中小企業)”を投資対象としています。現在は、現地NGOとの協力関係のもと、米事業や養蜂事業などへの投資・支援を実施しています。

セミナーの終盤には「あなたにとって社会的リターンとはなんですか?」というテーマでワークショップも行われ、学生同士、また功能氏と学生が意見を交換しました。「笑顔」「やりがい」「つながり」など、ボランティアや国際協力などの経験をもとに学生それぞれの意見が発表され、「これからもあなたにとって社会的リターンが何かということについて考えていってほしい」という功能氏の言葉でセミナーが締めくくられました。

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