2019/9/12

山形辰史教授が書籍を出版いたしました。

アジア太平洋学部(APS)の山形辰史教授が日本評論社より“私たちが国際協力する理由-人道と国益の向こう側”と題する書籍を出版いたしました。

山形教授

山形教授のコメント:2015年ごろから日本の国際協力業界は大きく様変わりしています。というのは、日本の政府開発援助(ODA)として開発途上国でプロジェクトを行う場合、日本製品の調達や日本企業の受注への要請が、以前にも増して強まっているからです。こういった慣行は日本のみが行っているのではなく、他の援助供与国も行っています(「○○ファースト」はよく聞く言葉になりました)。この潮流に乗って日本政府も2015年に制定した開発協力大綱において、「国益の確保」といった目的を開発協力の目的として初めて明文化しました。これにより、「基本的には開発途上国の人々のため」と思ってODA実施に取り組んできた開発専門家の間に戸惑いが広がっています。本書はこの戸惑いに応えることを目的として出版しました。そして2つの答えを用意しています。一つには「日本人の国益」とは「日本人がODAに込めたいと思うこと」と解釈できるから、日本人が「人道を日本のODAに込めたい」と思ったら、「人道目的を“国益”と見なすことができる」、という答えです。今一つは、狭い日本の国益と、世界に貢献しうる“世界益”を同時に達成できるwin-winの手段があるのなら、その達成を追求してはどうか、という答えです。どちらに賛成するかは、読者にゆだねています。

詳しい情報・書籍の購入は下記URLをご覧ください。
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/8093.html

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