2012/11/7

社会連携セミナーで村上敦子氏(ソニー株式会社)のセミナー開催

2012年11月5日に、ソニー株式会社の村上敦子 財務企画統括部長をお迎えし、「グローバル企業の財務リスク管理」と題した社会連携セミナーを開催しました。



村上氏はまずご自身のキャリアや現在の職務内容を紹介された後、リーマンショックやギリシャ債務危機、東日本大震災、タイ洪水などグローバル経済市場へ甚大な影響を与える出来事が続き、また円高による競争の激化など厳しさを増す情勢の中で、Sonyがそうしたリスクからどのような影響を受け、またどのように対応してきたかという点、さらにグローバル企業にとって重要となる様々な財務リスクへの対応方法を説明されました。

企業が存続するためには、現預金の適正水準の保持や借り入れをする銀行との関係の強化、キャッシュフローを重視した経営等で資金の流動性を確保することが不可欠であり、さらに保険の利用や、売上の海外比率が高い場合はドルベースでの決済を導入し円高の影響を抑えるといった様々なリスクマネジメントが重要であり、一層グローバル化の進展する社会においてその重要性がますます高まっていくことを強調されました。

講義後の質疑応答では、Sonyのファイナンスセンターがロンドンに設置されている理由や社内公用語や拠点スタッフの国籍の内訳といった点、また利益率が必ずしも高いとはいえないコンシューマー向けプロダクトのセクションをSonyが持ちつづけいている理由といった少し踏み込んだ質問などがフロアから出されました。

最後に村上氏は、教室に集まった100人を超える学生に向け「チャレンジ精神や個性ということももちろん重要であるが、それ以前に、しっかり粘り強くこつこつと仕事に向うことのできる力が求められている。しっかりと勉強をして基礎学力や語学力をつけることが大切です。また英語だけで十分というわけではなく、世界のどこにでも飛び込んでいけるタフさも求められています。APUのような場で学ぶ人にはとてもチャンスが多いと思いますので頑張って下さい。」と話されました。

今回の講義は大竹 敏次 APM准教授の招待により実現したものです。

     

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