2012/7/7

社会連携セミナーで杜 軍博士 (NEC中国中華圏副総裁/NEC中国研究院院長) のセミナー開催

2012年6月28日、杜 軍博士(NEC中国中華圏副総裁/NEC中国研究院院長)をお招きし、「日本企業で働くこと」と題した社会連携セミナーを開催しました。司会の高野教授からの紹介に引き続き、大連で杜氏に日本語を教えた是永学長からも紹介がありました。



杜氏はまず、日本企業は比較的早く1970年初頭に中国に進出したと説明しました。その背景には日中国交正常化があり、日本のテレビ局が会談の様子をテレビ中継するため、NECの衛星アンテナが使用されました。

日本は良い製品を作るが、「謙遜」という文化のため、欧米企業に比べアピール力が弱く、またすべてを東京で考えるため、中国では良い製品は高いので売れない等の思い込みもあり、多様性のある中国市場において、欧米企業に水をあけられることもあるという。日本はゼロリスクを求め、一度決めたことはなかなか変更しない、横並びの精神があり、時間をかけて社員を育てるという特徴があるが、即応性に欠けるためビジネスチャンスを逃してしまう傾向があると説明しました。一方、欧米企業はリスクをとり、まずはやってみて、失敗したら、別の方法にすぐに切り替える、中国人を幹部に登用し、まずはやらせてみてだめだった場合はすぐに交代するという。欧米企業の手法がペースの速い中国に適しているようだと述べました。日本企業はライバルの製品に神経を尖らせるが、欧米企業はライバルのことはどうでもよく、自分のやりたいことをやるという点でも、企業文化に差異があると説明しました。

留学について、ご自身の経験も話されるのと同時に、社員の留学経験についても話されました。留学経験のある社員とそうでない社員を観察し、言葉の面では留学をせずとも堪能な者は多いが、留学のメリットはその国の文化、風習、マナー等、その国のやり方を知り、より視野の広い人材となる点であると説明しました。講演の締めくくりに「Strong Will and Flexible Mind」という言葉を紹介し、一生懸命がんばれば、道は開けると学生を勇気付けました。

質疑応答の時間では、「中国がこれほどの経済発展を成し遂げた理由とは何か」、「日系企業で働けるチャンスはあるか」等、さまざまな興味深い質問がなされました。

今回の講義は高野憲二教育開発・学修支援センター教授の招待により実現したものです。
 

◇動画 (WMV)

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