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ワンクリックで世界へ: PARKS海外プログラムでの発見

読了時間: 4分

「とりあえず応募してみようかな。」

そんな何気ないワンクリックが、思いがけないチャンスにつながることがあります。

今回は、ふとしたきっかけから参加したプログラムを通じて将来への視野が大きく広がったAPU生を紹介します。PARKS (Platform for All Regions of Kyushu & Okinawa for Startup-ecosystem)海外プログラムは、九州・沖縄地域の大学生を対象に、台湾やシンガポールの大学、スタートアップ拠点、研究機関など、アジアを代表するイノベーション・エコシステムを体験しながら学ぶプログラムです。

台湾での学び

シャシュワット・ティワリ(Shash)さん(国際経営学部4回生、インド出身)にとって、PARKSの応募ボタンのクリックが、アジア有数のテクノロジーエコシステムを間近で体感する機会につながりました。

台湾の国立政治大学では、台湾の学生とチームを組み、「学生生活に関わる問題を見つけ出し、具体的な解決策を提案する」デザイン思考のプロジェクトに取り組みました。Shashさんのチームは、その成果が評価されデザイン賞を受賞しました。

しかし、彼にとって最も大きな学びは、ワークショップの外にありました。起業家やスタートアップ、企業が集うコワーキングスペース「One&Co Taiwan」。ここでコラボレーションがごく自然に生まれているのを目の当たりにしたShashさんは、日本やインドと比べると、台湾では「オーナーシップ」が大切にされていることに気が付きました。誰もが常に新しい機会を見つけ、自分で何かを築こうとしていたのです。

この経験は、彼の起業に対する考え方を大きく変えました。渡航前は、成功するビジネスは優れたアイデアや緻密な戦略から始まるものだと思っていました。しかし、台湾で見た現実は違いました。
「完璧な戦略を持ってスタートする人はいない。成功しているプロジェクトの多くは、努力を重ね、学び続け、粘り強く続ける中で少しずつ形になっていくのです。」

Shashさんは、この経験によって教科書の外で学ぶことの大切さを改めて実感したそうです。
「起業やイノベーション、テクノロジーについて本で学ぶことはできます。でも実際に現場へ行き、人々がどのように物事を生み出しているのかを見ることで、まったく違う理解が得られるのです。」

PARKS in台湾

シンガポールでの学び

会計・ファイナンスを専攻しているRachel Hilya Nugrahaさん(国際経営学部4回生·インドネシア出身)。兄と一緒にインドネシアでスタートアップ立ち上げを経験していたレイチェルさんにとっても、この参加がイノベーション・エコシステムの機能の学びを自らの事業に生かす機会となりました。

彼女は期間中、Reactor School(シンガポールを拠点とする起業家教育機関)実施のワークショップに参加。アイデア創出から投資家向けピッチまで、ビジネスを立ち上げるプロセスを学びました。
ワークショップの進行は速かったものの、「自分たちのアイデアをぶれさせずに持ち続け、効果的に改良していくことを学んだ」と、レイチェルさん。実際にスタートアップへ投資を行う審査員からフィードバックを受けられたことも、貴重な学びとなりました。

さらに彼女にとって大きな刺激となったのが、シンガポールの「課題解決志向」の考え方でした。起業家や学生たちが課題に向き合う姿を目の当たりにし、自身の将来についてより真剣に考えるように。
「理想とする未来を実現し、国際的な舞台で活躍するためには、今この瞬間から準備を始めなければならない。」そのことを強く実感しました。

現在は、国際経営学部の藤田正憲教授の指導のもと、杵築市の城下町エリア「杵築屋敷」に関するプロジェクトにも取り組んでいます。PARKSで得た学びは、帰国後も新たな挑戦へとつながっています。

PARKS inシンガポール
PARKS inシンガポール

共通して得た学び

台湾とシンガポールでの経験を通じて、2人はイノベーションや起業、そして自身の将来について新たな視点を得ました。そして何より、最も価値ある学びのいくつかは教室の外にあることを実感しました。
「重要なのは、一つの素晴らしいアイデアだけではありません。人々が絶えず学び合い、助け合うことなのです。」
最後に、2人は他の学生たちへ同じメッセージを送ります。
「チャンスがあれば、ぜひ応募してください。新しい挑戦をためらわないでください。」
また、大学から発信されるさまざまな機会にもぜひ目を向けてほしいと語ります。
「Student Portalにはたくさんの機会があります。定期的にチェックする価値は間違いなくあります。」

時には、たった一度のクリックが人生を変えることもあるのですから。

PARKS inシンガポール
Tanatsiwa Christabel Dube
Tanatsiwa Christabel Dube
ライター兼アントレプレナーとして、人々を励まし、特にあまり知られていない経験や語られてこなかった物語に光を当てることに喜びを見出します。APUの精神をより多くの人に届け、みなさんの声を見つける手助けができればと思っています。



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