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世界に目を向けてみると、国ごとにさまざまな祝日が存在する。宗教行事に関連するものが多く見られる一方、国が誕生した日や植民地支配から独立した日を祝日とする国も少なくない。
日本に住んでいると「独立記念日」という言葉にはあまりなじみがないが、世界ではこの日に国を挙げて盛大に祝う国も多いそうだ。シンガポールもその一つであり、毎年8月9日を独立記念日とし、国の至るところでお祭りが開かれる。
シンガポール出身の友人マーカスが現地の様子について話してくれた。1965年8月9日にマレーシアから独立したことを記念して、当日は「ナショナル・デー・パレード」と呼ばれる大規模なパレードがあり、中心部では花火が打ち上げられる。各所で式典も行われ、国旗の色である赤と白の服やグッズを身に着けて参加する国民も多いそうだ。
シンガポールは多民族国家であり、多くのルーツを持つ人々が「シンガポール人」として日々共存している。宗教や民族によって祝うものや信仰対象は異なるものの、この8月9日は全ての国民が平等なシンガポール人として共に祝い、国民として団結する心構えを再認識する―そんな大切な役割もこの日が果たしているのだろう。独立に当たって困難な道を歩んできたシンガポールが今日に至るまで発展してきた要因の一つに、このような民族をはじめとする人々の結び付きもあるのかもしれない。
シンガポールの人々が国を挙げて祝う独立記念日の「ナショナル·デー·パレード」
マーカス・タン・ジャ・シェン
国際経営学部4回生
(大分合同新聞2026年9月16日朝刊掲載)
学生広報スタッフSPA(Student PR Assistants)は、APUと大分合同新聞による包括連携協定に基づき、2022年1月より、大分合同新聞朝刊「くらし・文化」面へ、インタビュー記事を連載中です。学生ならではの視点で、各国の文化やその時に気になる話題などを等身大でご紹介していきます。新聞読者層や、APUを目指す高校生などの、世界への興味関心を高めるきっかけづくりや、プロの編集者と協働することによる学生のスキルの向上を目指しています。
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