学生ブログ

読了時間：7分

APUには様々な講義があり、その中から自分にあった講義を選択する事は難しくも、とても重要です。

この記事では、国際経営学部の牧野教授が担当し、実践的な学びを重視する内容であった「アントレプレナーシップ」の講義を紹介します。これは、私の経験上、最もAPUらしく、そしてとても充実した講義です！

講義の中で特に印象的だったのは、LEGO®シリアスプレイ®ワークショップです。このワークショップは実際にLEGO®を用い、様々なアクティビティに挑戦します。創造力を駆使し、起業家精神を培うための技量を体験できたため、私にとって非常に記憶に残るものでした。LEGO®を使って学ぶワークショップが記憶に残らないわけがありませんよね？

LEGO®ワークショップの詳細は次のとおりです。

ワークショップ開始

ワークショップでは、6人ずつのグループに分かれ、それぞれがLEGO®とパーツカタログを配布されるところから開始されます。

最も高いタワーを作る

先ずは、制限時間3分で、可能な限り高いタワーを作り、その上にLEGO®のキャラクターのフィギュアを置くという練習から始まりました。私は自分のタワーは誰よりも高く完成したと自負していましたが、いざ終了すると、他の学生たちはずっと高いタワーを作り上げており驚きました。今回のグループワークでは、他の学生に自分の成果を見せて伝え、シェアする事にも重きを置いています。

LEGO®で文化を表現する

各受講生のクリエイティビティが発揮され会場が盛り上がる中、次の課題が与えられました。次は教授が手に取ったモデルを参考に、手持ちのピースを組み合わせて作品をつくるというものでした。更に完成後には、「それらを使って自分の国や故郷の文化を説明する」という課題が追加で与えられました。

完成後、自分たちのモデルが自国の文化をどのように表しているのかを考え、グループ内で実際に手を動かしながら共有しました。このアクティビティはチームワークを築くために重要である、「アイデアの共有により、皆が平等かつ公平な状態」を体験する事を目的としており、一見不思議な作品を説明・理解を促すことで、認識を共通化することを実践しました。

自分の未来を視覚化する

最後の課題は、10年後の自分を表現するモデルを作り、グループメンバーとそれについて話し合うことでした。未来を具現化し、次の10年間で自分がどこにいるかを想像することは、難しくもこのワークショップの締めくくりにふさわしいものでした。

ワークショップの目的と影響

牧野教授によれば、このワークショップの主な目的は、学生たちの想像力を育むことで起業家としてのキャリアを準備することです。牧野教授は、昨今小学校や中学校では想像力を育む事が奨励されているが、高校になるとその機会は減少し、大学でも同様と指摘しています。

現在存在しないものを想像することは非常に難しいことです。そこで、このLEGO®シリアスプレイ®ワークショップが役立ちます。参加者が自分の考えやアイデアを、モデルを通じて具現化することで、自己表現が容易になるからです。

さらに牧野教授は、全員がモデルを作成し、それを共有することで、チームワークにとって重要である、対話したメンバー内に平等と公平な状態が生成可能と強調しています。
また、このワークショップは初対面同士のチームビルディングに、特に効果的であると考えているそうです。それは、LEGO®ブロックは、言語の壁を乗り越えることが可能であり、誰もが自由にアイデアを共有できるようになる為です。

実際、このワークショップで、それまでの通常のグループ活動よりも、良質なつながりを感じたと、参加学生は語っていました。

最後に

ワークショップの後、参加学生からは充実した声を聞く事が出来ました。私自身も、文化を抽象的なLEGO®モデルで表現しなければならなかったことから、創造力と想像力が養われたと感じています。また、コミュニケーションとチームワークが促進され、他の参加者とつながりを持つことができたと感じており、この実践的な学びのアプローチは、将来のキャリアに向けた問題解決能力など、重要なスキルも身につくと感じました。

このような斬新な教育手法をとる魅力的な講義が、APUには存在しています。これからAPUを受験しようと検討している高校生、また講義選択を行っている在学生の参考になれば幸いです。

RAHMAN MIR MUSTAUFIQ

こんにちは、みなさん！ APM2回生のRazinです。 マルクス主義について議論したり、フィクション小説を読んだりするのが好きな方は、キャンパスで私を見かけたら気軽にお声がけください。 SPAの記事を通じてAPUを宣伝できることに興奮しています。