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2025/01/06
新年あけましておめでとうございます。
2025年4月、APUは創立25周年を迎えます。2000年の開学にあたり、大分県および別府市から多大なご支援をいただきました。また、産業界からも国際学生の奨学金に多額のご支援を頂戴しました。前例のない先端的国際大学であるAPUを支えてくださった地元の皆さま、産業界の皆さま、若者をAPUに送り出してくださった高校の皆さま、学生のご家族の皆さま、そして何よりも、APUという新しい環境に飛び込み、成長し、世界で活躍している卒業生の皆さまに、大学教職員を代表して心より感謝申し上げます。
APUは、開学以来166ヵ国・地域から文化的・社会的背景の異なる学生を受け入れ、比類なき多文化環境を実現してきました。多文化社会は多様な価値観が共存し、さまざまな対立も不可避ですが、摩擦や対立は新しいアイデアを生み出す源でもあります。2030年のAPUの姿を表現したAPU2030ビジョンでは、「APUで学んだ人たちが世界を変える」という大学像を掲げました。多様な人々と協働し、新たな価値を創出し、社会をより良くするための変革を先導し実現できる人材の育成を目指します。2030年に先立ち、すでに多くの卒業生がその役割を果たしていることを誇りに思います。
2024年末からは文部科学省の「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」(九州工業大学と連携して申請・採択)の事業がスタートしました。APUは「Leap Beyond Global」をテーマに変革を進めていきます。年齢や社会の役割にとらわれず、生涯を通して学び続ける「ライフロング・ラーナー」を受け入れるプログラムの構築や、地域と社会の持続可能な発展に貢献する「知の結節点(ハブ)」としての地位を確立することにより、教育機関の枠を超えた大学の役割の変革に取り組みます。九州工業大学とAPUの真のシナジーを生み出すため、教育・研究両面での改革を協力して推進します。
今年は創立25周年を記念し、関係者の皆さまに感謝するさまざまなイベントを開催します。世界で活躍する2万人を超える卒業生、在学生とご家族、地域の皆さまをはじめ、APUをご支援くださっている多くの方々にぜひご参加いただき、21世紀の世界を見据えた大学作りを力強く進めていきたいと思います。ぜひご期待ください。教職員の皆さん、学生の皆さん、APUで学び、働く私たち皆が、もっと誇りに思える大学にしましょう。
立命館アジア太平洋大学
学長 米山裕