講演・シンポジウム|来学者
2012/7/24
2012年7月17日(火)、サミ・ウケリ駐日コソボ共和国特命全権大使がAPUを訪問し、本間 政雄副学長やポーター・エドガー学長特命補佐と懇談したほか、APU生を対象に特別講義を行いました。
ウケリ大使は懇談の中で、教育やビジネス、国連の役割、バルカン半島の複雑な文化、人口統計、歴史など、ヨーロッパで最も新しい国、コソボ の現状について紹介し、「コソボの若い世代は教育を受けたいと望んでいます。コソボ人学生はアジア太平洋地域についてもっと学ぶべきであり、APUは、コ ソボの未来を担うリーダーを育成するという我々が求める人材育成教育を提供する特別な大学だと認識しています」と話しました。
懇談の後、「コソボ:ヨーロッパで一番若い国-成果と課題」と題して、ウケリ大使を講師に迎えた特別講義を行いました。東洋と西洋の境界に位置し、旧ユー ゴスラビアに属していたコソボは民族隆起と争いの歴史を経て、2008年2月に共和国として独立しました。内戦による混乱の過去を経て、ウケリ大使は「コ ソボが有する一番の宝・最も貴重な資源、それは若者です。我々は、若者を育成し、我が国の未来を開発する力を養う必要があります」と強調しました。
またウケリ大使は学生の案内でAPUのキャンパスも視察されました。
ウケリ大使は今回のAPU訪問で、世界各国の元首や大使、日本を代表する企業・組織の代表で構成される、APUを多面的に支援する組織、アドバイザリー・ コミッティのメンバーにご就任いただくことに同意いただきました。