来学者
2012/7/12
2012年7月6日(金)、駐日インドネシア共和国大使館ジョニー・シナガ公使、在大阪インドネシア共和国総領事館バンバン・スギアント領 事、同領事館 アデリア オガンティニ副領事などインドネシア政府の代表者がインドネシアウィークのグランドショー観覧のため、APUを訪問されました。
一行は観覧に先立ち、是永駿学長と懇談しました。シナガ一等書記官は「現在のインドネシアの学生の世代は、次代のインドネシアを牽引するリーダーとなるでしょう。学生達の育成に謝意を表します」と述べられました。
また同日、元在オーストラリアインドネシア大使館特命全権大使で、現在インドネシアの大手英字新聞、ジャカルタ・ポストの上級編集者であるSabam Siagian氏も来学され、是永学長やAPUの役職者、教員と懇談したほか、学生、教員を対象とした特別講義を行いました。
特派員としてベトナム戦争末期の報道に携わった経験を持つSabam Siagian氏は、懇談の中でアジア太平洋地域における米国と中国のパワーバランスや南シナ海の領海問題などについて是永学長と意見を交換しました。是永学長は「15世紀は大航海時代と呼ばれていますが、21世紀は平和的な交渉によって問題を解決する時代、まさに大“交渉”時代であると言えます」と述べ、それを受けてSabam Siagian氏は「我々は、安定し、繁栄したアジア太平洋地域の未来を構築し、地域が直面する問題に取り組む際に求められる公平な判断力やスキルを持った若い世代を必要としています」と話しました。
懇談に続きSabam Siagian氏は「インドネシアの未来とアジア太平洋地域の安全保障」と題して、東南アジア地域の安全保障に対するインドネシアの貢献について、学生や教員を対象に特別講義を行いました。
インドネシアの来賓の方々は、その後、インドネシアウィークの最後を飾るグランドショーを観覧し、インドネシアの伝統音楽や伝統芸術など心に残る多彩なパフォーマンスを楽しみました。