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「無国籍」をテーマにAPU学生と外部講師がディスカッション

学生生活|講演・シンポジウム

2009/12/10

2009年12月2日(水)、国立民俗学博物館助教授 CHEN Tien-shi氏を講師に迎え、「無国籍ってどういう事」と題して、APU学生、教職員との意見交換会を開催しました。台湾系日本人で、かつて無国籍であったCHEN助教授は、徹底的な調査活動によって、この問題の専門家となっており、 “無国籍の人−いずれの国の国民にも属さない人”について、心を開いた意見交換会となりました。


まず始めに参加者は、「Where is my country(直訳:私の国はどこか)」と題し、CHEN助教授が制作した“無国籍”を取り上げたドキュメンタリー映像を視聴しました。「Where is my country」は国民として普通の生活を送りたいと願う、日本に住む国籍を持たない人々の、生活の様子や、痛み、困難について紹介しています。

視聴後、CHEN助教授は国籍のない自身のこれまでの経験と、いかにして日本の公民権を獲得したか、また、同様に国籍のない人々と築きあげたネットワークについて講演しました。そして、重要なのは、より多くの人々が“国籍のない人”について気づき、社会の一員として受け入れることだと、主張しました。講演の後に行われたグループ討議では学生の過去の体験と問題の解決法など様々な話題について活発な意見を交換しました。



イベントの最後にCHEN助教授は「たくさんの大学で講演を行ってきましたが、今回の講演は学生自身が運営しており、これまでとは異なった雰囲気で話をすることができました。この場所で講演することができとても光栄に思うと同時に、学生の熱意と学習意欲に感銘を受けました。」とAPU学生の印象を話しました。

CHEN教授の著書「無国籍」に感銘を受け今回のイベントの開催を企画した梶原佐穂さん(APS2、日本)は「97カ国・地域から多様な国籍を持つ学生が集まるAPUならば、国籍というテーマに特別な関心を持って、彼らの窮状を理解することができると考えました」と開催に至った動機について話しました。

取材:NGUYEN Phu Thuy Duong (APM2, ベトナム)
APU学生広報スタッフ<Student Press Assistant (SPA)>





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