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大分県知事
佐藤 樹一郎様
栄えある立命館アジア太平洋大学の学位を取得され、晴れて卒業される皆さん、誠におめでとうございます。
米山学長をはじめ教職員の皆様の熱意あふれるご指導に深く敬意を表するとともに、卒業生の成長を温かく見守り、深い愛情を注いでこられたご家族の皆様にも、心からお慶びを申し上げます。
立命館アジア太平洋大学は、2000年4月の開学以来、日本の高等教育のグローバル化を牽引する大学として、世界水準の国際認証を取得するなど、輝かしい実績を積み重ねてこられました。
昨年には九州工業大学及び飯塚市と三者の連携協定を締結し、組織・地域・分野を超えて、人材育成や社会課題の解決にも積極的に取組まれています。全国的に大学を取り巻く状況がますます厳しくなる中、こうした意欲的な取組により、本県が国内外に誇る知の拠点として、立命館アジア太平洋大学は今もなお発展し続けておられます。
また、地域に開かれた大学として、小中高生を対象にした様々な交流プログラムの実施や、地域住民とともに防災について学ぶ活動のほか、地域の課題解決を目指した産学連携など、本県の国際化に加え、地域活性化にも絶えずお力添えをいただいております。
本日卒業を迎えられた皆さんは、112の国・地域の学生が学ぶ多文化共生のキャンパスにおいて、国際社会の中で大いに活躍できる人材となるため、学業に精励されました。在学中は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、キャンパスで学ぶことが困難な時期もありました。それでも新しい学びや教育環境に柔軟に対応するなど、創意工夫で多くの逆境を乗り越えてこられました。こうした経験が皆さんの糧となり、この変革の時代において新しい時代を切り拓く大きな力になるものと確信しています。
卒業後もこれまで培ったグローバル・マインド、人的ネットワークを存分に発揮し、それぞれの分野で活躍され、アジア太平洋地域の発展に大きく貢献していただくことを期待しています。
結びに、多くの思い出が詰まったこの大分を第二の故郷としていつまでも愛していただき、国と国、地域と地域、人と人、そして大分と世界を結ぶ架け橋となっていただくことを願いつつ、皆さんの今後のご活躍と立命館アジア太平洋大学のさらなるご発展を祈念し、お祝いのあいさつとします。
2025年3月14日
大分県知事 佐藤 樹一郎
別府市長
長野 恭紘様
本日、晴れて立命館アジア太平洋大学を卒業されます皆様、そして御家族の皆様、御卒業おめでとうございます。別府市民を代表いたしまして心からお祝いを申し上げます。そして、皆様を励まし支えてくださった御家族の方々に、感謝と祝福の意をお伝えいたします。
皆さんが入学された頃は、新型コロナウィルスの影響がまだ残る時期で、大学生活のスタートは思い描いていたものとは違っていたかもしれません。しかし、オンライン授業を活用し、友人とのつながりを大切にしながら、危機に陥っても逞しく生きていく姿勢、どんな環境をも楽しみ乗り越えていく強さを身につけられたのではないでしょうか。また日常が戻ってくることへの希望と明るい未来を目指した皆様の創意工夫と御努力、そして、支え続けてくださった教職員の皆様に心から敬意を表し、感謝を申し上げます。
世界での紛争や自然災害は甚大な被害をもたらしています。そのような中、APUには100を超える国と地域から学生が集い、一つのチームとして学び、共に成長しています。このことは、私たちにとっても大変心強く、希望を感じるものです。皆さんがこれから世界に羽ばたき、それぞれの道を歩んでいくことは、別府の未来の力となります。そして、皆さんを支えてくれる先輩や友人が世界中にたくさんいることを忘れないでください。
別府市は市制100周年を迎えました。私たちは過去の100年と次の100年の節目に立っています。そう考えることで、『今』を生きる私たちの行動が変わります。今年は、別府にとって101年目の新たなスタートです。皆さんが今を大切にしながら未来を描き、行動していくことは、別府への大きな愛の形でもあります。
別府は皆さんの故郷です。別府を想う皆さんのお帰りをいつでも待っています。
共に学んだ友人を大切にし、互いを敬い、次世代を切り拓くリーダーとして、大いに御活躍されますことを心から祈念申し上げますとともに、また別府でお会いできることを願い、お祝いの言葉といたします。
2025年3月14日
別府市長 長野 恭紘