ギャラリー

12月より、APUの立命館生協ショップで、APUのロゴ入り革製品の販売が始まりました。10月末の天空祭（学園祭）でも販売され、多くの人が関心を持っていることと思います。この製品はスチューデント・オフィスの選抜型プロジェクト「LEGAME」が企画している製品です。今回はLEGAMEに関して紹介します。

バングラデシュの環境改善に向けて

この製品はバングラディッシュで作られています。バングラディッシュは宗教上の理由から牛肉の消費が多いのですが、そのときに出る牛革が製品化されることなく廃棄され、川の水質汚染や、大気汚染につながっている現状があります。消費されない革を使用した製品を作り、販路を広げることで、革の使用量を増やし、環境の改善に貢献することができると考え、企画を立ち上げました。
9月にはメンバーで現地視察に行き、LEGAMEの革製品を作る工場に行きました。丹念に手作りされる工程を見学した他、廃棄される直前の状態の大量の革も見学しました。メンバーは改めて製品を売ることで環境改善に取り組めるとの思いにいたりました。

社会の為にできること

LEGAMEはもともと社会貢献をしたいと思っており、更にそれをいろいろな人にも興味を持ってもらいたいとの思いから考えられた企画です。メンバーは常に社会に対してなにか貢献できないかと話し合っています。
6月に選抜型プロジェクトに選考された後もミーティングを重ね、2つのプロジェクトを実施することを決めました。それは、革製品の売り上げを、植樹と教育発展に還元させることです。
植樹をすることを決めた理由は、バングラディッシュの森林保有率がかなり低く、13パーセントしかないため、LEGAMEの販売数にあわせ植樹をし、環境改善に取り組むことを決めました。こういった小さな行動を続けることで、大きく環境を変えていくきっかけになるとLEGAMEのメンバーは考えています。
また、教育発展への還元を決めたのは、昨今のバングラディッシュには世界中からさまざまな企業の工場が集まっている一方で、貧困が故に本を読んだり、教育を受ける機会を持たない人たちがおり、識字率が低い地域があるからです。そこで、製品の販売数にあわせて本を贈ることを決めました。