Learn Today and Lead Tomorrow
1部のワークショップ&トレーニングでは、APUの卒業生で現在は上智大学の大学院で学ぶADITYA Auliya Rahmanさんを講師に招き、交渉術や条約証書の書き方についてのレクチャーを行いました。レクチャーの後には「ある国でスプーンの使用が禁止される」といったユニークなシナリオについて、参加者らはスプーン協会の代表とスプーンを禁止した国の政府団に分かれ交渉を練習しました。
2部と3部では課題のシナリオは異なりますが、交渉は同様の手順で進められます。
まず、各チームが交渉課題についてどの様な考えを持っているかを10分間でスピーチし、その後スピーチに対する質疑を経て、戦略タイム、そして交渉に移ります。交渉ではそれぞれが自由に動き、交渉相手の反応を見つつ戦略に基づいて交渉を進めます。
2部のシナリオは、世界的な社会起業のスタートアップイベントの日本開催が決まり、そのホストを全国から選抜された5大学が協力し行うのですが、メインのホストをどの大学が行うのかを、各大学の代表として交渉しました。シナリオには各大学の学生数や過去の受賞歴などが書かれており、参加者らはその情報をもとに交渉に挑みました。
3部の「セミフィクショナルシナリオ」では、外交や国際関係の知識を用いて交渉に取り組むことが求められます。今回出題されたシナリオでは、感染すると人をゾンビ化する新しいウイルスが、ある地域で急速に広がっているというもので、そのウイルスが流行する国と近隣諸国そしてWHOとして、事態の収拾の為にそれぞれがどの様な役割を果たすのかを話し合い、それぞれが条約書にまとめました。
今回、イベントで交渉課題として使用したシナリオのすべてがIRSAのメンバーが作成したオリジナルシナリオです。シナリオは全くのフィクションですが、実際の事例などを応用し交渉に取り組めるように、シナリオの作成を担当したIRSAメンバー自身が、実社会での社会問題や事柄をリサーチしシナリオに取り入れました。