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教育プログラム
APUでは、2030年にAPUが目指す将来像を示すものとして、「立命館アジア太平洋大学開学宣言」を踏まえて、学生、校友、父母、教職員が一体となって議論し、「APU2030ビジョン」を策定しました。これに際し、学長からのメッセージを掲載いたします。
APUでは、学生、教職員、卒業生をはじめとしたステークホルダーとともに、「APU2030ビジョン」(2030年のAPUのあるべき姿、望ましい姿)と「APU2020後半期計画の柱」(APU2030ビジョンを実現するための2015年度~2020年度までの行動計画)を策定しました。
2000年の開学以降、世界の大学を取り巻く環境は大きく様変わりをしました。いまや学生は世界中にあふれる選択肢の中から自由に大学を選ぶ時代です。APUも、開学からこれまでの成果と現状に甘んずることなく、グローバル化を牽引する大学として、これから新たなステージにチャレンジする段階へと入ります。その新しいステージへの一歩として、「10年後、20年後にAPUはどんな大学になるべきなのか」「APUのこの類まれなる多文化環境でどんな人材を育成していくのか」について議論を行った結果が、このAPU2030ビジョンです。
このAPU2030ビジョンについて特筆すべき点は、教職員だけでなく、多様な国籍をもつ在校生や、日本国内と世界中に広がる卒業生、そしてAPUを支えるステークホルダーがこの策定のプロセスに関わってくださったということです。2014年3月から約1年間、直接の意見交換の場やインターネットを通じての意見集約を通じて、それぞれの立場から忌憚のない意見、そしてAPUへの強い期待が寄せられ、これらの貴重な意見をもとにAPU2030ビジョンはつくられました。
APU2030ビジョンのなかでは、「APUで学んだ人たちが世界を変える」を最大のテーマに据えて、「APUで学んだ一人一人が、自由と平和を追求する人間として、人間の尊厳に対する畏敬の念を抱き、世界で、日本で、それぞれの住む地域や立場で、他者のために、社会のために行動することにより、世界が変わる」ことを目指します。対立や摩擦を暴力ではなく、対話や交渉で乗り越えていく人間を育てたい、それを育てるキャンパスこそが、このAPU2030ビジョンの中で描かれている「グローバル・ラーニング・コミュニティー」像であり、これまで築き上げてきた教育システムをさらに徹底させ、教育の成果の検証や国際通用性を高めていきたいと考えております。
APUはその未来創造に貢献する大学であり続けたいと考えます。そのために、APU2030ビジョンの実現のために全力で取り組み、アジア太平洋の未来創造に貢献する有為な人材を今後も世界に輩出していく所存です。
立命館アジア太平洋大学学長
是永 駿
関連リンク:APU2030ビジョン