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大分県知事
佐藤 樹一郎様
栄えある立命館アジア太平洋大学に入学された皆さん、誠におめでとうございます。国内はもちろん、世界各国・地域から本県へ来られた皆さんを心から歓迎いたします。
また、ご家族の皆様には、晴れの入学の日を迎えられましたことを心からお慶び申し上げます。
立命館アジア太平洋大学(APU)は、2000年4月の開学以来、日本の高等教育のグローバル化を牽引する大学として、国際社会に貢献する多くの優秀な人材を輩出するとともに、世界水準の国際認証を取得するなど、輝かしい実績を積み重ねてこられました。
本年6月には、大学に求める機能などを若者から提言してもらい、課題の把握や中長期の運営ビジョンの作成に生かすため、「高校生・在校生 特命副学長」を新たに導入されました。全国的に大学を取り巻く状況がますます厳しくなる中、こうした意欲的な取組をはじめ、本県が国内外に誇る知の拠点として、APUは今もなお発展し続けておられます。
また、高校生向けの英語ワークショップやグローバル人材育成プログラム、産官学連携イベントの開催、地域住民とともに防災について学ぶ活動など、本県の国際化に加え、地域活性化にも絶えずお力添えをいただいております。
さらに、本年10月に行われる「マイナビ ツール・ド・九州」大分ステージでは、多大なるご協力をいただき、ここAPUをスタート地点とさせていただきました。
皆さんは、グローバルでありながらも地域に根ざしたAPUに入学され、100以上もの国や地域の学生が学ぶ多文化共生のキャンパスで、常に世界の潮流を感じながら、かけがえのない友人と出会い、様々なことを学んでいくことでしょう。APUでの多様な学びと出会いが、人としての成長を促し、未来を切り拓く力を育ててくれるはずです。
本県は、豊かな天然自然、歴史文化、魅力的な食に恵まれています。在学中には、本県の魅力にも大いに触れられるとともに、県内各地の方々と積極的に交流を深めていただきたいと思います。そして、この大分を第二の故郷として、人と人、地域と地域、さらには大分と世界を結ぶ架け橋となっていただくことを期待しています。
結びに、皆様の今後のご活躍と、立命館アジア太平洋大学のさらなるご発展を祈念し、お祝いのあいさつとします。
2024年9月20日
大分県知事 佐藤 樹一郎
別府市長
長野 恭紘様
新入生の皆様、立命館アジア太平洋大学へのご入学、誠におめでとうございます。別府市民を代表いたしまして心からお祝い申し上げます。
APUは開学から20年以上が経過し、地域に開かれた国際大学として日本国内だけでなく、海外からも高い評価を受けています。多国籍・多文化という環境を活かし、成長するための学習や活動の機会及び生活環境が提供され、世界で通用する新たなグローバル・ラーニングの価値を体感することができるでしょう。『APU2030ビジョン』のもと、未来を担うリーダーに求められる資質を体得するための環境が整えられています。
昨年度新設された「サステイナビリティ観光学部」についても国際観光温泉文化都市別府として大いに期待をしているところです。私も何度か講義させていただきましたが、皆さんの熱量の高さに毎回身の引き締まる思いです。
この数年の困難を経験した私たちは、新しいことに挑戦する力や、発想を転換する力などを蓄えることができました。市制100周年を迎えるこの年に別府へお越しいただいたことは偶然ではなく必然です。その力を存分に発揮していただくことを期待しております。
別府市は、遠方からの来訪者を快く受け容れ、努力する人を応援するお節介とも言える気質があります。まちに魅了され、卒業後も別府に留まり、あるいは別府を一つの拠点としてビジネスを展開される方々も少しずつ増えてきました。
良い伝統を残しつつ、常にアップデートし続けるには、皆様の若い力と創造力が必要です。世界の人々にとって魅力的な都市への成長を目指し、皆様と共に歩むことができれば幸いです。
今年は市制100周年のお祝の一年です。活気と賑わいが溢れるまちに皆様も是非足を運んでいただき、元気な別府を体感していただければ幸いです。
結びに、立命館アジア太平洋大学のさらなるご発展並びに学生及び関係者皆様のご健勝、ご多幸を祈念申し上げまして、お祝いの言葉といたします。
2024年9月20日
別府市長 長野 恭紘