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寮生活と別府での暮らしを通じて見つけた、自分の成長

読了時間: 5分

APUでは、国際学生が日本での生活にスムーズに適応できるよう、入学後の1年間近くを学内寮であるAPハウスで過ごします。その後、多くの学生が別府市内で一人暮らしやルームシェアを始めます。私自身も、不安を抱えながらAPハウスで大学生活をスタートし、現在はルームメイトとともに市内で暮らしています。両方の環境を経験したことで、多くの気づきと自己発見を得ることができました。

APハウスで感じた安心感と支え

APハウスでの生活は、日本での日常生活に少しずつ慣れていくための助けとなりました。キャンパスに近いため授業への通学も便利で、困ったことがあればレジデント・アシスタント(RA)や同じフロアの仲間たちがサポートしてくれました。そうしたコミュニティの存在は、不安な時期に安心感を与えてくれました。

在寮中、私はインフルエンザとコロナ感染症に一度ずつかかりました。その際、RAやフロアメイトが病院への付き添いをしてくれたり、食事や薬を届けてくれたり、こまめに様子を気遣ってくれたりしました。こうした何気ない親切を通じて、故郷から遠く離れた場所でも人の温かさに触れられること、そして支援の仕組みが環境への適応においていかに大切であるかを実感しました。具体的な支援だけでなく、精神的な支えも得られたことで、孤独感が和らぎ、日本で生活する自信を持つことができました。

別府での共同生活がもたらした学びと成長

APハウスでの1年間を終えた後、私は別府市内の住居へ引っ越しました。住居は、APUの学生同士が住まい探しや物品の譲渡に利用する「Minishare」を通じて見つけました。
偶然にもルームメイトは香港出身で、私たちは英語と中国語を共通言語としていました。そのためすぐに親しくなり、やがてほとんど中国語で会話するようになりました。この経験を通じて、英語が世界共通語であっても、人はやはり母語で話すときに最も安心感を覚えるのだと気づきました。

ベトナムの旧正月を仲間とともに祝って
ベトナムの旧正月を仲間とともに祝って

ルームメイトとの生活は、対人関係能力を試される挑戦でもありました。例えば、ある日私が一緒に料金の支払いに行こうと誘った際、彼女が「一人で行けばいいよ」とそっけなく返事をしたことがありました。最初は少し傷つきましたが、その後話し合うことでお互いの考え方を理解することができました。このような経験から、コミュニケーションの違いは自然なものであり、対話を重ねることで、対立になり得る状況も成長の機会へと変えられることを学びました。また、文化的背景や個人のコミュニケーションスタイルが人間関係に大きな影響を与えること、そして違いを乗り越えるためには共感力が大切であることも実感しました。

こうした学びを通じて、私たちは自然と生活上の役割分担を決めるようになりました。私はキッチンを担当し、彼女は浴室を担当するなど、お互いのプライバシーを尊重しながら生活しました。この協力的な姿勢によって衝突が減り、相互尊重の意識も深まりました。共同生活を通じて、共に暮らすということは単なる妥協ではなく、相手を理解し思いやることでもあると学びました。そして、他者との生活だからこそ得られる学びがあることを実感しました。

市内生活で得たもの

市内での生活は、私に自立心と自由を与えてくれました。食事の準備、家計管理、日々のスケジュール管理などを自分で行うことで、責任感が育まれました。また、地域住民との日常的な交流を通じて日本語能力が向上し、地域社会とのつながりも深まりました。地元のカフェで注文をしたり、道を尋ねたりといった何気ない出来事も、日本語を実用し、日本の文化や習慣に適応する貴重な機会となりました。別府の穏やかで清潔な環境は、自分自身を見つめ直し、ゆっくりと日常を味わう時間も与えてくれました。

寮生活と市内での暮らしの両方を経験したことで、多くの学びを得ることができました
寮生活と市内での暮らしの両方を経験したことで、多くの学びを得ることができました

一方で、ルームメイトとの共同生活のおかげで対人スキルが大きく成長しました。違いを受け入れ、効果的にコミュニケーションを取り、共感力が育まれました。こうした経験から、自立と協調は相反するものではなく、むしろ互いを補完し合うものであることを学びました。寮という支援体制の整った共同生活と、市内での自立した生活の両方を経験したことで、私は予想以上に大きく成長することができました。寮生活を通じて日本へ適応でき、最初の生活基盤を築きました。一方、市内生活では、自律性や異文化適応力、そしてさまざまな人間関係への理解を深める機会に恵まれました。これらの経験が合わさることで、自分自身と他者の双方を理解するための広い視点を得ることができました。

自分自身の成長を振り返って

APハウスから別府市内での生活へと移る中で、私は最初は周囲の支えが大切でありながらも、その後の成長は、責任感や他者と誠実に向き合おうとする姿勢にかかっていることを学びました。誤解や行き違いは避けられません。しかし、辛抱強くコミュニケーションを重ねることで、それら学びの機会へと変えることができます。
他者との共同生活を通じて、自立心、共感力、そして適応力が身につき、これらの学びは今でも私がさまざまな課題に向き合う際の支えとなっています。振り返ると、APハウスでの生活から市内での暮らしに至るまでの一つひとつの経験が、現在の私を形づくっています。そして、それらの経験は、自分自身への理解を深めただけでなく、周囲の人々を理解する力も育んでくれました。

DOAN Bao Chau
DOAN Bao Chau

皆さんこんにちは。 ベトナムから来ましたサミーといいます。戦略管理とリーダーシップを学ぶ 4回生で、SPA の一員になれて興奮しています。 学生体験を向上させるために協力しましょう。 皆さんと一緒に学び、成長し、変化をもたらすことを楽しみにしています。 新たな始まりに乾杯!




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