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2018年度春 RCAPSカレント・リサーチ・セミナーシリーズ‐学外研究員制度を適用した教員の研究報告

研究

2018/8/7

2018年度春RCAPSカレント・リサーチ・セミナーシリーズと題して、6月と7月の2ヶ月にわたり、2017年度の学外研究員制度(ADL)を終えたAPU教員による全5回のセミナーが開催されました。セミナーでは最新の研究成果が発表され、大学内での情報の共有が行われました。

ADLは、様々な形態で、教員の研究の質の向上を図ることを目的としたAPU研究支援制度の1つです。毎年約10名の教員に対して6ヶ月の有給研究期間が付与され、その間授業やその他の校務が免除され、研究のみに専念することできます。ADL適用者はこの制度の趣旨にのっとり、研究活動終了後にセミナー、年次アジア太平洋カンファレンス、あるいはその他の学術会議の場で研究成果の発表を行います。

LEE Geunhee准教授は、「ESL(英語を母国語としない)顧客の食事体験における言葉の壁の影響」という標題で講演しました。他の多くの教員同様にADLの期間、海外でのフィールドリサーチを行い、米国を訪れた40数名の韓国人観光客にインタビューを行い、質的研究を実施しました。研究結果では、ESLの顧客とサービス提供者との言葉の壁により、顧客に否定的な感情や行動が生じていることが示されました。本研究をさらに立証するために、今後は様々な言語レベルあるいは異なる母国語を持つ顧客に対して、比較研究実施の展開を予定しています。この調査結果は、2019年のラグビーワールドカップや2020年の東京オリンピックでさらに増えそうな訪日外国人観光客にも適用できると、LEE准教授はコメントしています。

同僚の教員、大学院生、時によっては学部生にとっても、より親しみやすく対話スタイルで行われるこのセミナーは有益なもので、そこでは直接のやり取りが可能なため、個々の専門分野の見識を得る機会が増えます。教員たちはADLが実践的で社会に関わる研究結果を生み出す有効な手段であるとともに、将来的にさらに研究を深めるきっかけとなることを見出しています。これにより、研究者には次のステップを発見するために必要な余裕が与えられ、中長期的な研究計画を立てることができるのです。

*RCAPS…立命館アジア太平洋研究センター

2018年春 RCAPS カレント・リサーチ・セミナー


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